Ep2~そのフレームに何をおさめるか
やっぱりカメラが好きだ
今日は久しぶりにカメラを持って出かけた。
やはりカメラはいい。とてもいい。
ただ純粋に心からそう感じた。
「とてもいい」と感じた理由をつらつらと書いてみる
前回のnoteでは、「写真は見返すことで価値が出る」と書いた。
しかし、今回は少し違った観点でカメラをとらえてみる。
カメラの難しさ
私にとって、カメラの難しさとは、
「そのフレームに何をおさめるか」である。
F値やISO感度などの設定の調整ではない。
もちろん三脚やスタビライザーなどの器具の使い方でもない。
もう少し詳しく書いてみよう。
カメラは、風景全体を撮影することはできない。
もっと詳細でいうと、静止画では360度の風景を撮影できない。
(パノラマ撮影は別だが)
どこか一部分を切り取って撮影する必要がある。
例えば、以下の写真を例にしてみよう。
これは私がアメリカ留学中に撮影したものである。
撮影場所は森の中心部で、周りにはたくさんの木々があるため、撮影する場所を少し変えただけで星空の見え方は全く別になってくる。
この写真では上下左右すべてに木が映り込んでいる。木々に囲まれていることがイメージでき、この写真は森の中で撮影されたのだと予測できる。
もしこの写真をもう少し右側で撮影しているとどうなっていただろうか?
左半分の木の影がなくなり、右側だけに木の影が出来上がる。
となると、これは森の中心部から見える星空ではなくなってしまう。
これがとても難しい。それと同時に、カメラというのは面白い。
そのフレームに何をおさめるか
再掲になるが、カメラではその見える景色の一部分しか切り取ることができない。
しかし、人の目では同じ景色に見えるものも、カメラでどの一部分を切り取るかで、その写真の雰囲気は全く異なってくる。
もっと具体的に言うと、何をそぎ落とし、何を足し、何に焦点をあてるか、その組み合わせは無限で、その中から自分だけの写真を撮影することができる。
この面白さがあるからカメラはやめられない。
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