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「秋祭りでりんご飴だけ買って帰る」2022年10月11日の日記

電車に乗っていると、途中の駅で大勢の子どもが乗ってきた。遠足だろうか。皆赤い帽子をかぶっている。
子どもは窓の外の景色を見ようと右往左往したり、友達とじゃれていたりと落ち着きがない。目の端に映るガチャガチャとした動きが愉快だ。
電車の中の平均年齢は一気に下がり、あっという間に子どもたちに囲まれてしまった。普段は誰も乗っていないような時間帯だから、子どもたちの他に大人はほとんどいない。

子どもを見ると、癒やされるとともに、救われるような感覚になる。全く不思議なことだが、知らない子どもたちを見ているだけで、なぜが自分が救われるような、本当にそんな気がするのだ。



帰り道、駅まで歩いているとふっとポタージュの匂いがして、「おっ」と思った瞬間エビピラフの匂いに変わり、「おお〜」となった瞬間にタバコの匂いになって「あぁ〜」となって、匂いが著しく変化した。


「被爆のマリア」(田口ランディ著)という本を今読んでいるが、凄く良い本で泣きそうになりながら読んでる。
「被爆」とあるように、原爆についての短編がいくつか掲載されている。
詳しくは別記事で書くと思うのでここには書かないが、かなり面白いしおすすめ。


家近くの駅の近くにある神社で秋祭りが行われていたようで、自転車を取りに行く前に少しだけ寄ることにした。
かなり多くの人がいて、警察も何人かいた。神輿のようなものが道路を通ろうとしていて、交通規制とかもされていた。意外と大きな祭りなんだろうか。私は一度も行ったことがないから全く分からない。家近くの駅と言ってもかなり離れているから、そこまで生活に密着した形でこの祭りがあったわけではない。
神社の中は多くの屋台で賑わっていた。変なおもちゃが大きな音を立てていたり、やたらとキラキラ光るくじ屋があったり、焼きそばのソースの匂いがしたり、太鼓の音が聞こえたりと、祭りの雰囲気を存分に受けた。
祭り、1人でも全然楽しいな。屋台とかたくさん出てるのを見ているだけで非日常感があって良い。自分が思っているよりも私は祭りが好きなのかもしれない。

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りんご飴だけ買って自転車で家まで帰った。私はりんご飴が大好きだ。祭りでりんご飴を見つけたら必ず買うという決まりがあるくらい、りんご飴が好きだ。やたらと食べずらい形をしているところや、最初の一口が難しすぎるところ、コーティングの飴がポロポロと崩れ落ちる感じ、噛んだ時に飴が歯にひっつく感じも含めて私はりんご飴が好きだ。


夜にアニメ「チェンソーマン」の1話を見た。血がドシャドシャ出ていて最高だった。あとチェーンソーの音がかなりリアルで、イヤホンとかで聴いたらヤバい予感がした。3Dアニメーションの違和感は個人的にはあったが、原作にもかなり忠実で、アクションシーンも迫力があって面白かった。後は原作を読んでない勢にどれだけストーリーが刺さるかだな。
私は漫画を何回も読み返しているので、話の筋が全て分かっている。そのせいで、楽しみにできるポイントが初見の人よりも少なくなっているのはなんか残念だな。

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