東海道徒歩旅[14日目]
体調良好。ぐっすりと眠れた。
出発して15分くらい普通の道を歩いていると、すぐに坂道に差し掛かる。まだ山道ではないが、街並みが徐々に峠を匂わせた雰囲気になっていく。
まだ体が慣れないうちに上り坂に入ったせいか、一気に息が上がる。体温もここで一気にグワッと上がったような気がする。上着を脱ぐ。
この辺りからいよいよ本格的に峠だな。石畳もあり、少し歩き辛くなっている。
そのあとは道路に合流したり、石畳を歩きながら上っていく。
なんか、山道を上っていく時と、普通の道路を歩いている時の精神状態って全然違うなあということを考えていた。
良い感じの道。
ありゃ。石畳がボロボロになっているため、通れないとのこと。旧東海道はこの道をずっと進んでいかないといけないのだが、通れないのでどうしようと悩む。
2時間くらい歩き続けていて、休憩も一切していなかったので、休憩ついでにこの後のプランを考える。
仕方なく迂回し、1号線をずっと歩いていくことにした。自動車やトラックがビュンビュンと通る横を歩いていく。歩道はあるが、車の音がうるさい。
その後も緩やかな坂をずっと上がっていく。なかなかしんどい。平地だとふくらはぎから下の辺りが重く感じることが多いが、今回は太ももを含めて足全体がずっしりと重い感じだ。
これ進んで良い道?歩行者が歩いて良いやつ?みたいな道が続いて不安になるが、看板も見ながら進んでいく。幸い、進もうとしている方向から歩行者が来ていたので、合っていると判断できた。
この道から旧東海道に合流できそうだ。その前に少しだけ寄り道して、道の駅で昼ごはんを食べる。
肉味噌丼を注文。コンセントが付いており、ありがたく充電させてもらうことに。時間にも余裕があり、調べものをしながら少し長居。
この辺りはトラックやバスなどの交通も多くて、歩いていてかなり怖かった。
芦ノ湖に到着。ここから宿までは後2時間程度だ。芦ノ湖の近くには人も結構いて栄えていたので、ぶらぶらと辺りを見ながら歩く。
海賊船(遊覧船)に乗るために結構人が並んでいた。私も時間があれば乗ろうかと思っていたが、そこまで時間は無さそうだったので、諦めた。あんまり悔いは残っていないので、そこまで乗りたくはなかったのかも。次来た時に乗ろうかな。
途中にあったので休憩ついでに寄ってみる。
クマが出たらしい。怖いねー。遭遇しなければ良いが。
靴を脱いで休憩していると、靴下に穴が空いているのを発見。この旅の間ずっと二足の靴下を洗いながら交互に履いていたから、破れもするか。あんまり気にしないので普通に使い続けるけど。
この橋の下をくぐるようにして通った。上は普通の道路になっており、車の普通に通っていたので、少し不安になりながら、通る。良い感じの道だ。
人にビビらない野良猫だ。実は、今日で野良猫を見るのは3回目になる。今日はたくさんの野良猫に出会えて良い日だな。「にゃあ」と可愛らしく鳴いていたので、少しだけ手を伸ばすと、野良猫が急にパンチしてきて驚いた。爪の感触が少しだけ皮膚に残った。
宿に着いた。「箱根ゲストハウスtoi 」というところに泊まる。安いドミトリーを予約していたのだが、他に客がいないということで、個室の方を使わせてもらえることに。かなりサービスも良く、オーナーもとても良い人だった。
少しずつ旅の終わりを実感してきている。今は旅が終わることに少し寂しさを感じている。歩きながら色々考えたけど、言葉としてはまとまっていない。ある程度まとまったら「おわりに」という記事として書くと思う。
明日は30キロ以上歩くので、また頑張ろう。
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