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「日帰りで六島に行ってきた」2023年5月3日の日記

今日は母親と2人で六島という瀬戸内海の島に行くことになっていたので、早くに起きて朝の6時に家を出た。

母親と2人で遠出することなんて今まで全然無くて、大抵は父親だったり兄弟が一緒だったのだが、今回はたまたま2人の予定しか空いていなかったので2人旅となった。

車を走らせ岡山県まで。途中で事故渋滞があり、想定時間よりも遅れが出てしまった。
想定していた船の便を逃すと次に来るのが3時間後とかになってしまうので、間に合わせたいところではあったのだが、結局ギリギリ間に合わなかった。そして船が出ていく背中を見送る羽目に。

仕方ないので、近くにあったカブトガニ博物館に来た。ここは、2年前に真鍋島に行った時にも軽く寄ったのだが、その時はコロナによる入場制限で入れなかった場所だ。

こういうユーモア好きなんだよな。

カブトガニは生きている化石とよく言われ、2億年前から形を変えていないらしい。名前にはカニがついているが、実際はクモやサソリに近いとのこと。勉強になるな。
1番驚いたのが、カブトガニの血液は体外に出ると寒天のように固まるということだ。体の中に入ってきた毒素から身を守るためと書いてあった。これを利用して毒素を見分けるような薬があるらしく、人間はなんでも利用してるんだなと思った。

その後は昼を食べるために港の駐車場に車を停め、駅まで歩いた。
駅の近くにあるラーメン屋で笠岡ラーメンを食べようという話になり、ラーメン屋に行ってみたのだがその店は閉まっていた。
近くにもう1店舗ラーメン屋があったので行ってみたのだが、そこは物凄い行列ができていた。
時間にも余裕があるということで行列に並んでいたのだが、全然進まず、おそらくこのペースでは間に合わないということで行列から抜けた。
待っている間は本を読んでいたのだが、ただ立ち読みするだけの時間となってしまい、これは愉快だ。

スーパーで弁当でも買うかという話になり、また歩いてスーパーまで向かっていたところなかなか良さそうな神社を見つけたので入ってみる。

景色が最高だ。晴れていて雲もないとiPhoneでも本当に綺麗に撮れる。
しばらく景色を楽しんだ後はスーパーに寄って弁当やパンを買い、車へ。

車で少し休憩してからまた朝に行った場所で船を待つ。

待合室で20分程度待ち、船に乗り込む。結構多くの人が乗ってきて、座席も目一杯埋まっていた。

弁当を食べる。私は鮭の弁当を買ったのだが、私が魚の弁当を買うのはかなり珍しいことだ。その時は何となく魚が食べたいなと思って選んだのだが、今考えるとずっと海を見ていたからなのかもしれない。単純〜。

弁当を食べた後はパンも食べた。おやつに.....と思っていたのだが、荷物も減るし食べてしまおうということで食べた。完全に登山の考え方だ。

高島、飛島を経由しながら六島へ。

早速猫がいた。ここは野良猫が生息していることでも有名な島だ。この猫は人に慣れているようで、近づいてしゃがむと、私の膝に頭を打ちつけてきた。

猫が急に海に近づきだしたので追ってみると、本当に海面ギリギリまで行っていた。そのおかげで良い写真が撮れたが、何をしようとしていたのだろう。

この猫は近づくと逃げてしまった。
同じ島なのになんでこう逃げる猫と逃げない猫がいるのだろう。

灯台に向かっていたのだが、方向を間違えてしまい、逆方向にある神社に来てしまった。でも雰囲気が良くて猫にも出会えたので満足だ。

引き返して灯台へ向かう。

猫たくさん。

途中でブランコがあったので乗った。周りに虫が凄くたくさんいたので、揺れるたびに虫が顔に当たってヤだった。

灯台に着いた。結構登ったな。
少し雲が出てきて景色が白く濁っている感じもするが、なかなか良い眺めだ。

しばらく休憩し、今度はこの島の山頂に登ることにした。
案内に沿って歩いていたのだが、途中で道が途切れており、道に迷う。普通なら木にテープが巻き付けられており、それに沿って歩くのだが、この島の山道にはテープが一切なく、人の痕跡を見極めて歩く必要があった。

びわの木があった。

迷っているうちに藪の中に入ってしまい、かきわけながら進んでいると、太ももに電流が走ったような感覚があった。急いで後退して痛みがあった場所をみると、大きな棘がある木が生えていた。どうやらこの棘に刺さってしまったらしい。
後でズボンを脱いで太ももを見てみたのだが、ところどころに丸い傷ができており、うっすらと血が滲んでいた。ズボンを貫通して軽く刺さったようだ。
道を引き返し、他の道がないか探してみると意外とあっけなく道が見つかった。来る時に見落としていたようだ。

そこからは結構道も分かりやすかったが、普通に登山のしんどさがあった。
灯台から30分くらい山道を歩き続けて、ようやく山頂に到着。なかなかの道だった分爽快感があった。

山頂で休憩していると、不思議な音が聞こえてきた。パチパチとした音で、雨が降り始めて葉に当たった時の音に似ている。開けた場所で確認してみたが、雨は全く降っていない。風もそこまで強く吹いていないから、葉が揺れている音でもない。何の音だろう。

休憩を終え、下山。本来なら湛江港に抜ける道があるはずだったのだが見当たらず、一度違う道を通って前浦港に行き、そこから海沿いを歩いて湛江港まで行くことにした。

猫だ。ちなみにこの写真は這いつくばって撮った。

湛江港に到着。船が出るまでまだ30分以上あったので、休憩を入れつつ近くを散策してみる。

似たような猫が3匹いた。家族なのかな。

1時間ほど船に揺られて笠岡に戻ってきた。帰りの船はほとんど寝ていたのであっという間だった。


笠岡駅でラーメンを食べて帰ることにした。
昼に行列ができていて諦めたラーメン屋ももう閉まっていたので、他のラーメン屋を探して入った。
「味処栄清丸」というラーメン屋に入った。

中華そばを注文。
笠岡ラーメンではないみたいだが、笠岡ラーメンをベースにアレンジしたものだと書いてあった。
スープを口に入れた瞬間、卵の風味が一気に広がったので驚いた。後味が完全に卵の黄身の味で、メニューを詳しくみてみると、鶏油が入っているということで、その味なのかな。
肉は鶏と豚の両方が入っていて、鶏の方は少し身が硬めで味がギュッと染みている感じ。豚はめちゃくちゃ肉厚で柔らかく、美味しかった。
味変の調味料としてポルチーニペーストが添えられていて、これも美味しかった。入れると一気にラーメンが「洋」になった。


帰りも基本的には下道で帰ることにした。
音楽をかけながら2号線をずっと進む。普段話せないこととかも話せて良かったな。

途中のコンビニでこれを買って食べた。多分新商品だと思うが、かなり美味しかった。ライチが好きな人はおすすめです。

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