「信貴山と野良猫」2022年2月6日の日記

朝の10時くらいに起きたら、母親に10時半に出発するという旨を伝えられ、急に出かけることが決まった。いや、昨日からどっか出かけるという話はしていたが、話半分というか、急に行くとは思っていなかった。まあいいや。私もわりと乗り気だったし、弟も一緒に行くと言っていたので、着替えて車に乗り込む。いざとなれば10分で支度できるぜ。両親と弟、そして私の四人で大阪にある信貴山に行くことになった。神社がたくさんあるところだ。

車の中では、大きいビルが立ち並んでいる街並みを眺めながら、自分が怪獣になってそのビルを踏み潰してしまう妄想をした。こんなに発展した街が自分の一歩で無茶苦茶にできたら楽しいのかもしれない。ビルを踏み潰す時の感触は霜柱を踏んだ時のざくりという感覚に似ているのかもしれないと思った。もし本当にそうだとしたら、気持ちが良さそうだ。
高速道路に乗ると、高いビル以外の風景は全て消えてしまって見えなくなった。高速道路は壁ばかりでつまらない。

途中の道の駅的なところによって昼食を食べることにした。平群という地名に来たのだが、読み方を父親に聞くと、「へぐり」というらしい。変な名前だな。失礼ながら。変な地名だな！

私は天丼(900円)を食べた。海老、かぼちゃ、玉ねぎ、さつまいも、春菊のかき揚げ、れんこんと色々な具材が入っていて豪華だった。味も良い。

そのあとは同じところでソフトクリームを食べた。「へぐり限定ことかソフト」とかいう名前。
味は、思っていたよりも酸味が強く、苺っぽさを強調しているように感じられた。ストロベリーというよりは苺という感じ。美味かった。

目的地に着いた。結構人がいたなあ。なんか、今日は「かのえとら」という日らしく、虎の日らしい。軽く調べてみたが、興味ないうえによく分からなかったので、ここには書かないことにする。

着いて早々野良猫を見つけたので、テンションが上がった。急いで駆けつけて写真を撮る。こいつも人間に興味がなさそうな感じだったが、目つきが悪い。近づきすぎると急に襲われるような気がしたので、すぐに遠く離れた。

そこからは普通に神社を参拝して、山に登った。山の上には城跡があるらしかったので、階段を結構登って山頂まで行ったのだが、「跡」なだけあってそこには何もなかった。眺めは大変良かった。街並みが一望できて、ここに城を建てていた理由が分かるような気がした。

虎が一億円をくわえている像があったので、「欲望丸出しやな」って弟に言ったら周りの知らない人にもウケた。やったー。ウケようとしたので、嬉しいよ。

200円払って(母親が)暗闇に入った。めちゃくちゃざっくり説明すると、暗闇の中を歩いて、最後にある鍵に触ると福が来るとというもの。階段を降りると本当に真っ暗で何も見えなかった。右手を壁に触れながら進んでくださいと説明に書いてあったので、その通りにするが、先が見えないということがこんなにも怖いことなのかと思い知った。目を開けているのに目をつぶっている時と同じ光景が流れているのは不思議で、恐怖だった。家族の中でも私はダントツで怖がっていたので、もしかしたら私は暗闇恐怖症なのかもしれない。
結局鍵もあんまりわからないまま終わった。

母親が御朱印を集めているらしく、御朱印を書いてもらうために列に並んでいた。並んでいると、近くを猫が通り過ぎたので急いで追いかけて撮った。後ろ姿しか撮れなかったので残念だ。これも野良猫フォルダーに入れておこう。完全に趣味が野良猫の写真を撮ることと言っていいくらいハマっているし、好きだなと思う。

虎嫌いの集合体恐怖症の人が見たら卒倒するようなやつもあった。この虎のやつが欲しくて探したのだが、どこにも売っていなかった。残念。

近くのスーパーに寄ってから帰る。お菓子とパンとアイスを買って(母親が)車の中で食べた。

夜は兄と弟で兄が作ったゲームで遊んだ。私たちの家では小さい頃から自分たちでゲームを作りながら遊ぶことが多く、アイデア自体は兄が持ってくることが多いのだが、そのアイデアを膨らませたり、改良したりして遊んだ。今日は単語がたくさん書かれたカードとレゴブロックを使って、相手にその単語を当ててもらう遊びをした。一人一枚単語が書かれたカードを引き、その単語をレゴブロックを使って三分間で表現する。三分後、作られたレゴブロックを見て単語を当てるという遊びだ。シンプルだが面白い。その単語をどのように伝えるかや、アイデア、表現力、即興性など様々な力が問われる。奥深いし、単語とレゴブロックさえあればほぼ無限にできる。(単語はほぼ無限にあるし、レゴブロックも何回も使えるので。)

その中で私が作ったのがこれ。分かります？？

しんきんぐたいむ

シンキングタイム

thinking time

正解は「おばあさん」でした。
作った時はなかなか結構いい感じに作れたと思ったし、家系図というアイデアも良いじゃんと思って、実際に二人ともに伝わったのだが、家系図に大きな問題があることを兄に指摘されてみんなで笑った。これだとおばあさんに隠し子がいて、子ども同士で結婚したことになる。このゲームはなかなか面白かったし、単語が書いてあるカードは他の使い道もたくさんありそうなので、考えてみようと思う。

今から進撃の巨人とBLUEREFLECTION RAY/澪と平家物語を見るので、これにて終わり。感想はまた明日にでも書くかも。明日書くことがなければね。