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東海道徒歩旅[10日目]

今日は朝7時に出発。足は昨日よりもマシだが、今日は結構山道があるみたいなので、不安だ。

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しばらくは平らな道を進んでいく。

今日は風が強い!
たまに強風が吹いて、体がぐらつく瞬間があった。こういうので徐々に体力を削られていくんだよな。

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そんで、道に迷う。この辺りは山道に差し掛かっていて、マップを見てもイマイチどこを歩けば良いのかが掴めない。
合っているのかが分からない道を歩くのは不安だ。

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とりあえず方向だけ確認して進むと、看板が見えた。おそらく合っているようだったので、一安心してそのまま進む。

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凄く急な坂だが、写真だと伝わり辛いかもなあ。体が傾くくらいの坂をゆっくりと一歩ずつ上っていく。

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風が強く、竹が大きくしなっている。竹同士がぶつかってガラガラと激しい音を立てていて、少し不気味な感じがした。

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山のあらゆるところに電波塔が建てられていて、空を介して電線が飛び交っていた。巨大な蜘蛛の巣みたいに電線が伸びていて、青い空を区切っているみたいに見えた。

激しめの坂道が続いているが、平坦な街の中を歩くよりは全然楽しいな。

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坂を上りきったのか、比較的なだらかな道が続く。茶畑の間を通り抜けるようにして道ができていた。周りには誰もいなかったからか、違う世界に迷い込んだような不思議な感覚がした。
所々に小屋のような建物はあったが、今は使われていないのだろう、どれも寂れていて、中は荒らされたようにボロボロに朽ち果てていた。人類が滅んだ後の数日は、もしかしたらこういう風景なのかもしれない。

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進んでいくと、下り坂があった。これから下っていく。景色がめちゃくちゃ綺麗で、何枚も写真を撮った。遠くの方にまで茶畑が広がっている。

すごい急勾配だ。足がキツい。

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下りきったと思ったらまた上り坂。しかも、今回は石畳のようになっていて、足場がめちゃくちゃ悪い。
大小さまざまな形の石が敷き詰められていて、凸凹の道を作っている。

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足への負担は大きいが、アスレチック感があって楽しい。国道をずっと歩くよりは、多少しんどくてもこういう風に代わり映えのある道の方が良いな。

この石畳が600メートルほど続き、なんとか上がってこれた。
途中、アスファルトと石畳が半々になっている道もあったが、私は妥協せずにずっと石畳の道を歩いた。途中何回か足を挫きそうになったが、なんとかセーフ。

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と思ったら次は下り。下の方が転んだ時に危ないので、より慎重に進んだ。体を少し横に向けて、カニ歩きのようにして下るとこけにくいかも。

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個人的には上りよりも下りの方が断然しんどかった。良い写真もたくさん撮れたため、トータルで言うと満足である。
膝の裏の筋が少し痛む。

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金谷駅というところに到着。山道を抜けたみたいだ。駅が見えただけで一安心する。

空が晴れているからか、空気が澄んでいるからか、今日はやたらと写真の映りがいい。iPhoneのカメラでも充分綺麗に撮れている。

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この写真なんかは、加工もしてないのにむちゃくちゃ綺麗に撮れている。アニメのワンカットのように美しい写真だ。やったね。

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昼を食べた後、大井川橋を渡る。

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風が非常に強く、飛ばされて落ちないか心配だった。体がぐらつくくらいの強風が度々吹いたので、橋を渡っている間はずっとヒヤヒヤしていた。しかもこの橋はやたらと長かったため、約1キロの距離を風に飛ばされないように注意しながら歩いていた。最初こそ景色を楽しんでいたが、途中からは早く渡り切りたい気持ちでいっぱいだった。

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川は本当に綺麗だったし、とても良い景色だった。

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島田宿手前の街の雰囲気はとても良かった。昔の雰囲気をずっと残している。こういう街は歩いていてとても楽しい。

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その後は2時間くらい普通の道を歩き続けた。あんまり写真も撮っていないし、特に書くこともないので省略するが、なかなかしんどかった。

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藤枝駅、そして宿に到着。
今日は峠があるということで朝から不安だったが、意外にも峠は楽しんで歩けたんじゃないかと思う。その後のコンクリートロードの方が大変だった印象。この感じだと箱根峠もなんとかなりそうかな.....?
ちなみに、明日も軽い峠があるみたいなので、頑張ろう。峠付近は自然が多いから楽しいんだよな。今は楽しみの方が強い。


掛川→藤枝
歩いた距離ー30キロ


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