東海道徒歩旅[18日目]
最終日。7時に宿を出て、東京へ向かう。
昨日の夜に雨が降ったのか、道路は濡れていた。
空を見上げると、空は確かに晴れていて、地面との乖離を感じて不思議な気持ちになった。
まだ日が昇っていない街からは、冬の匂いが微かに残っていた。
背の高い建物が立ち並ぶ中で、旧東海道の文字を見つけると少しだけ安心した。
今日も朝から肩が痛い。肩が痛いのはこんなにも苦しいことだったなんて知らなかった。肩の痛みは精神的にも辛い部分がある。歩くのには差し支えないのに、確かに痛みがあって、それが荷物のせいであるということに苛立ちを感じた。
それでも歩き続ける。あと7キロ!
少し道を逸れ。東京タワーを見に行く。
良い天気でなかなか綺麗に撮れるので、たくさん撮ってしまった。
近くに芝生がある公園があったので、寝転んで休憩。肩を休める。ついでに昼寝をする。
なかなか良い場所だった。
休憩を終え、再出発。
Googleマップで旧東海道の進路を確認すると、自分がほとんどゴールの位置にいた。あと少しだ、と思うとともに、この道をずっと歩いてきたのかと自分に驚いた。
到着!!!
正直、ゴール!!っていう場所でもなかったので、いまいち実感が湧いていないというのが正直な感想だが、目的としていた日本橋に辿り着くことができた。
考えたこととか、詳しくは次の「おわりに」という記事に書くと思うので、ここではとりあえず省略。
夜行バスに乗って帰る予定なので、時間が結構あったのだが、特にやりたいこともなかったので、辺りをぶらぶらと歩いた。
今日も20キロ以上歩いており、疲れもあったので、東京観光というよりは東京駅の周りを散歩する程度だったが、楽しかった。
そうこうしているうちに時間は過ぎていって、帰る時間になった。3日前くらいはもっと旅を続けていたい気持ちでいっぱいだったが、今はどちらかと言うと早く帰りたい気分だ。
途中まで違う場所で夜行バスを待っていたことが分かったので、移動。危ない。
正しい場所に移動して待つ。
待っている間、「おわりに」という文章と、「東海道徒歩旅(別)」という文章を書いたので、そのうちに投稿する。
川崎→日本橋
歩いた距離ー28キロ
京都→東京
総歩行距離ー537キロ
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