スタジオ女子トイレ

（マスクをして手の消毒もして他の人たちと適度な距離を保ちながら：これいつまで言わなきゃダメかね…）ひさしぶりにお店で美味しいパエリアを食べて、そりゃもういっぱい食べてお腹ぽんぽんしながら、ちょっとトイレ行ってくるねって言って席を立ったのです。

新しいビルなので床のタイルは白と薄いブルーとグレーが敷き詰められていて、あれなんかイタリアかな？とか、あははうふふしながらトイレに向かい、都会といえどこのご時世で仕事をしている人くらいしか来ていないので並ぶこともなく、女子トイレに入って目に入った一番近い個室に入り、座ると・・・

チロチロチロチロ～♪シャワシャワ～♪

おおー白とブルーを基調とした明るすぎるくらい綺麗な新しいトイレ、座った瞬間に流水音を流してくれるナイスセンサー！と思ってトイレットペーパーに手を伸ばすと、

「Sound by Roland」

え？

Sound by Roland！

いや私の知ってるRolandは・・・こういうやつ・・・

なんなら今ちょうどテレビでNHKの「SONGS」でTUBEさんが「夏を待ちきれなくて」を歌っているんだけれど、ちらちら映るキーボードRoland…

おう、、、

気になって２回追加で手かざしたよね…あぁ森の中で小鳥の声とすぐそばに広がる川のせせらぎを聞いているよう…めちゃくちゃこだわりを感じる…

女子トイレ、スタジオのようである。世の女性たちよ、流水音はこだわりの音。世の男性たちよ、女子トイレはあちこちからRolandの音が溢れております。

まわりの男性たち全員に聞かせたい、でも聞かせられない…体感してほしい、でも入ってはこないでほしい…あぁもどかしい。もどかしいよ夏in the 女子トイレ。

(Rolandさん、私はまったくシンセ使いこなせないけどいつも素敵な音をありがとう：届けこの気持ち）