中学受験 辛かった②

中学受験というのは、だいたい毎年1月にあるみたいで、息子の受ける中学も御多分にもれず、1月の上旬が試験日だった。

6年生の夏季講習をなんとか乗り切り受験まで、あと1か月というところで、受験辞める病が再発した・・・
『俺なんか・・・俺なんか・・・』『どうでもいいんよ』
やはり宿題が辛いらしい。いつもこのパターン。このパターンしかない。

『あと1か月もないんやけん、頑張れや』という言葉にも全くやる気を取り戻すことができず、塾に行かない!と確固たる決意を表明してくる。
もう手が付けれない。
こうなったら最後の手段
前回に引き続き、塾の先生頼みである。

息子が、宿題が辛い、塾に行きたくないと言っている、旨を電話で伝える。
『集団学習ではなく、個別指導があります。そこなら宿題もほとんどありません。』
息子は、次の週から意気揚々と個別指導に通い始めた。
そこは大学生のアルバイトの先生が優しく教えてくれるらしく、本人も切れかけた心をなんとか繋ぐことができた。
しかし、この最後の追い込みの時期に宿題もないような、優しい先生に教えてもらったので大丈夫なのだろうか?という不安はつきまとっていた。そんな不安を本人も感じたのか、冬季講習は、集団学習に戻ると言い始めた。おいおい大丈夫か?と思いつつ本人の意思を尊重することにした。

結果、冬季講習には1回しか通わなかった。
コロナ感染である。


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