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【小学校教員資格認定試験】合格発表から採用まで

これまで小学校教員資格認定試験の対策について書いてきた。

今回は合格発表の日から採用の知らせをいただくまでの体験を書いていく。

合格発表前後の動き

免許状の申請

もし小学校教員資格を得られたとして、僕が選ぼうとしていた道は次の二つのうちのどちらかである。

①常勤講師として小学校に勤務する
②非常勤講師として働きながら、パートで他でも働く

当然ながら給料面など考えても前者が第一希望である。最悪でも②案をとは思っていたが、そこに辿り着くまでの道のりは意外とめんどくさい。小学校教員免許状を都道府県に申請して、講師登録をしなくてはならないのだが、この申請が平日しかやっていない。なので、合格発表から数日以内の平日に有給を取って、都道府県庁に行き、免許状の申請をした。ぜひ合格発表の日付を確認し、必要な人は前もって休みの申請をしよう。

免許状の申請をすると、その効力が申請した週の土曜日より発動する。意外にあっさりと教員に慣れてしまうが、だいたいここでの実感は薄い。とはいえ、これで堂々と「小学校教員の免許があります」と言えるので、ここからようやく勤め先探しが始められるのだ。

講師登録

公立の小学校に勤めたい方は特に、免許状の申請後すぐにでも講師登録の手続きを終わらせておこう。免許状を申請すると免許状に代わる書類が渡されるので、そこに書かれている情報をもとに講師登録をすることができる。この講師登録の情報がのちのち勤め先でも求められるので、前もって終わらせておくのがGoodである。都道府県のWebサイトを参考にしていただきたい。

勤め先探し

とりあえず僕は、indeedのような求人サイトをあたってみた。私立の小学校などが募集をかけていたりするが、経験者のみなどという条件がついていたりするので注意してみよう。僕は求人サイトに載っている学校に片っぱしから連絡をしたが、「もう欠員が埋まりました」という回答も多かった。

いろいろと検索をかけていく中で、ある市町村の教育委員会が来年度の講師を募集していた。一般の求人サイトで市町村の教育委員会が募集をかけているのはかなり珍しいが、チャンスと思いとりあえず連絡してみた。すると、早速会ってみたいとのことだったので仕事終わりに会うことに。定時を過ぎたにも関わらず、市役所にはまだあかりが灯っていた。

履歴書を持って面接をその場でしてもらった。カジュアルな形で面接は進み、無事終了。また教育委員会側から連絡してくれるとのことだったので、連絡を待つことに。結果が出るまで一週間くらい待つものだと思っていたのだが、意外にもその日の21時くらいに電話が。「ぜひうちで講師をしていただきたい」という話であった。教育委員会の人は21時を過ぎてもまだ働いているのかと思いながらも、僕は嬉しい気持ちでいっぱいになった。

3月1日から鳴りまくる電話

僕の場合は2月中に来年度の勤め先が決まったが、3月1日になるとあらゆる市町村から電話がかかってきた。10件ほどきたうちの一つにでてみると「講師名簿を見て電話しました」とのこと。採用が解禁になったのか知らないが、みんな一斉に電話をかけているらしい。「もう決まってしまったので〜」とお断りさせてもらったが、小学校教員としての経験がないのにも関わらず、結構な量の電話がかかってきたということで、どの自治体も教員が足りていないのだろうと思う。

そういう意味では、僕のような小学校教員ビギナーが正式に教員・講師として働くチャンスは、ものすごく多くある。なので、小学校教員資格認定試験の合格発表が遅いタイミングだとしても、ぜひ最後まで諦めずに次年度にかけてみてほしい。

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ということで、1年半働いたインターナショナルスクールをこのたび退職し、来年度からは公立小学校で常勤講師をすることになった。

現在は来年度から働くための書類などを作成している。これがなかなかの量がありめんどくさいが、公務員になるということはそういうことかと感じながら進めている。何もかも初めてのことなので大変ではあるが、一つ一つクリアしていきたい。

2023.03.19
書きかけの手帖

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