雇用条件を確認するときに重視するべきポイントは？

こんにちは！ぴーなっつです。

ぼくは普段、「美容クリニックに転職したい看護師」を専門にキャリアサポートをしています。その一環として運営してるLINEのオープンチャットに以下の質問がありました。

『新卒1年目ですが今の病棟を退職して美容の方に転職を考えています。 皆さんはどのようなことを重視して転職先を探されてますか？（給料、お休みなど）』

今回はこの質問に回答していきたいと思います。

転職するときに重視するべきこと

よい転職の定義は色々ですが、考え方の一つとしては「労働条件が今よりも自分の理想の状況に近づくこと」というのがあります。

でも、それを確認するにあたって、雇用条件を求職者に提示する求人票や公式サイトの求人ページに書いてある情報だけでは不十分な場合があります。

そこで、主に労働環境を決定付ける「給与」「勤務時間」「休日の日数」の3点について、確認すべきポイントについて解説していきたいと思います。

月給ではなく年収

転職を検討するときに給与を確認しない人はいないと思いますが、大事なのは「月給」ではなく、最終的にいくらもらえるのか？つまり年収です。

求人票で「30万/月」みたいな記載があるかもしれませんが、それだけ確認していても情報としてはちょっと不足。

年収に含まれるのは単純に月給×12の金額ではなく、それプラスボーナス、インセンティブなどの賞与が加わって結果的にいくら所得が得られるかということです。ここまでしっかり確認できればokですね。

賞与は「決算賞与」という実績次第で金額が変動する制度を使用していたり、インセンティブも売り上げ次第ということが多いので、「昨年の実績」みたいな感じで、相場を確認するの感じがいいと思います。

勤務時間ではなく、残業の実績

「勤務時間」自体は普通まあ求人票に記載されているんですが、大事なのは残業、前残業込みの勤務時間が実態としてどうなっているか？というところです。

確認の仕方としては、「残業があるのか、あるとしたらどのくらいあるのか」と「残業があった場合に残業代が支払われているか」を聞く感じがいいと思います。

これも「規定でどうなってるか」じゃなくて、過去の実績を開示してもらるとより正確に把握できますね。

休日の日数ではなく、有給取得実績

「休日の日数」も労働環境を選択するとき重要なポイントですよね。

求人票に書かれているのは大体「年間120日」とか「週休2日」とかです。この情報があれば「少なくとも何日休めるか」はわかるんですけど、それに合わせて有給が法定どうりの日数取れるか？ということと、その他の特別休暇があるか？というところまで確認しておきたいですね。

特に有給休暇は、企業ごとにとりきめるものじゃなくて、法律で決まってる「申請すれば休める権利」で、年間10日から勤続年数によって毎年増えていくものです。（詳しく知りたい方はこちら→年次有給休暇）実態として職員がルール通りに取得できているかを確認するのがいいと思います。

あと、希望休に関して「2日間分申請ok」とかのルールがある場合がありますが、これも実際どの程度希望通りに行ってるかを確認できるといいですね。

いづれも「実績」という観点が大事

以上、3つの条件ついてご説明してきましたが、どの項目に関しても共通していえるのは会社の規定としてどうなっているか？だけではなく、その規定がしっかり適応されているか？それを踏まえて実際のところどうなっているか？を把握することが重要だということです。

以上、参考になれば幸いです！

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