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留学先メキシコのナイトライフ


留学するとパーティ三昧なの、って聞かれる。メキシコ第二の都市グアダラハラには夜を彩る、ナイトクラブやバーがたくさんある。日本には六本木にクラブ街があるが、日本のとは少し違う。今回はそんなグアダラハラのナイトライフを紹介する。

グアダラハラは都市圏全体で500万人以上の人が住む大都市である。これだけたくさんのラテン系が住んでいるから、その分エンターテイメントもたくさんある。日本のクラブでかかっている(?)ようないわゆる流行りの洋楽はかかっていなくて、基本はレゲトンやUSヒップホップでテクノのクラブがいくつか、また僕は行ったことはないけどサルサを踊るサロンもあるらしい。曜日ごとに僕ら交換留学生がよく行くところを紹介する。

まず月曜日。月曜日はストリートサルサの日でグアダラハラ市内のチャプルテペック通り(渋谷みたいなところ)で開催している。また、San Nicoという夜市(スペイン語でtianguis)が毎週月曜の夜8時から11時くらいまでやっている。メキシコ版サンドイッチ(torta)の有名な店に30分くらい並んで食べたり、チュロスやメキシコのジュースなどを買って食べ飲み歩きする。

火曜日はBarrezito Providencia GDLが営業していて、ライブバンドがレゲトンを演奏しているらしい、僕は行ったことはないがかなり高級らしい。日曜から水曜はほとんどのクラブが閉まっているのだが、火曜日の酔っ払いはみんなそこに集まるとか集まらないとか。

水曜日はLola Lolita。これは交換留学生が毎週のように行くクラブ。交換留学生は授業をキツキツに詰めず割とリラックスしてる人が多い。だから木曜日朝の授業がない人は毎週Lola行こう、となるのだ。僕は今学期木曜日は朝8時半から授業があったので一回しか行ってない。行った時は交換留学生がとても多く、メキシコ人より留学生の方が多いんじゃないかというくらいだった。特に僕の通うTecは300人以上(春学期は200人くらい)の交換留学生がいるので当然知り合いにたくさん会う。また、パリピは毎週のように来るのでどこかのパーティーであった人に数ヶ月ぶりに再会することも多い。東京じゃ考えられないよね。このクラブ、毎週水曜日は女子は11時まで入場無料で飲み放題で夜中の12時半まで男子禁制の女子限定のストリップショーを開催している。ショーでは性的で過激な表現も多いらしく、最初にショーの一部始終を録音しないように携帯が没収される。12時半に男子が入場する時には女子はみな酔っ払ってhornyになっている笑。僕ら男子が入ると学校の友人ばかりでみんなからのハグの嵐にあった。ちなみに男子は200ペソでビールが4杯も飲める。さらに女子は毎週Lolaに行くとピンク色の派手なボトルがもらえ、それをアルコールのおかわりのグラス代わりに使う。だから、学校でこのピンクのボトルを良く見かける。Facebookページもなかなかパリピなので是非見て欲しい。(https://www.facebook.com/LolaLolitaOficial/)音楽は最近流行りのレゲトンやポップなどみんなが乗れる無難な音楽をかけている。ただ曲の途中でDJが曲を変えるので煩わしいと言っていた友人もいる。毎週同じ曜日に必ず踊れる場所があるって素晴らしいことだと思う。

木金土曜日はどこのクラブ、バーに行っても盛り上がってるし楽しいと思う。メキシコ人は週末が待てず木曜日からパーティーしている。個人的には金曜日が一番盛り上がると思う。

週末の夜の流れは、だいたいまず誰かの家のハウスパーティーに行くか夜ご飯や軽く遊んでから、バーに行く。グアダラハラに4店舗ほどある、Cerverceria Chapultepecというチェーンのバーはすべての飲み物や軽食が20ペソ(110円程度)。もちろんビールからテキーラ、モヒートまでなんでもあるし、ミニハンバーガーやタコスもオーダーできる。せんべろ、いや100ペソでかなり酔っ払える。1時くらいになるとCerveceria Chapultepecはみんなクラブに行くか家に帰るのでかなりガラガラになる。だいたいのクラブは1,2時くらいが一番盛り上がり、3,4時には閉まる。

クラブがある地区は、主にChapultepec通り周辺か、Andaresという高級ショッピングモールの二カ所である。Andaresに行くと女性はみんなハイヒールにドレスだし、男性もジャケット着たりしっかりした服装の人が多い。Andaresにあるクラブは入場料が200ペソするところもあるし、お金持ちしか行かないので交換留学生が頻繁に行ってるイメージはない。交換留学生はだいたいハウスパーティーで安く(ほとんどの場合コンビニでビールを買って持ち込んだりする)お酒を飲み、beer pongとかよく分からない西洋の飲みゲームで酔っぱらうとすでに2,3時を回っているので。この場合深夜まで営業しているタコスを食べて帰るか、BarAmericasというアフターのテクノのクラブに行く。このクラブ、営業時間は5時までとしているが、実質朝8時まで開いているらしい。僕は最後までいたことはない。ここはかなり酔っ払ってるか、ラリってないと楽しめないと思う。以上が僕がグアダラハラをパリピが集まるパーティーシティだと思う理由である。

僕はパリピではない。いつもハウスパーティーに行ってコロナ飲みながら色んな人とだべってる日常であった。だからパリピがグアダラハラに留学したら夜はさらに楽しいはず。

酔っ払って楽しくなると音楽に合わせて踊る、という文化に僕は当初戸惑った。殻を破らないと思い、積極的に出かけるようにはしていた。友達のドイツ人が言っていたことをふと思い出した。"If you are with the right friends at the right time, clubbing could be the most fun thing that you could do.” 確かにそうだな、と思う。友達のパリピフィンランド人は毎週水曜から土曜まで毎日のようにクラブに通い、その後BarAmericasの閉店までいてから、誰かの家で寝るかもしくは朝食を優雅に食べてから毎日13時のスペイン語の授業に帰宅せずそのまま来てる。クラブやパーティーはメキシコ留学の醍醐味である。

将来メキシコにあるような、レゲトンやヒップホップやラテンの国々で流れている音楽で人々がダンスを純粋に楽しむことができるクラブを六本木に作りたい。アイデアはたくさんあるので現在スポンサー募集中です。また、コロンビアはパーティーがすごいらしいのでいつか行ってみたい。(本当であれば今頃は南米にいる予定だったがコロナで行けなかった)

他にも「これについて知りたい!」というのがあればDMください。書ける範囲で書きます。