カメラを見るから写真を見るに変わった
みなさん、こんにちは!
私の写真に対する見方が変わった話をしたいと思います。
カメラを買ったばかりの頃、私は写真そのものよりも、その写真を撮った機材に夢中でした。
でも今では、機材のことはほとんど気にせず、写真自体の魅力に惹かれるようになりました。
この変化、みなさんにも心当たりがあるんじゃないでしょうか?
初めてカメラを買った頃
皆さんも、カメラを手に入れたばかりの頃を思い出してみてください。
新しいおもちゃを手に入れた子供のように、常にカメラのことで頭がいっぱいだったはずです。
私もそうでした。
写真を見ると、まず「この写真、何のカメラで撮ったんだろう?」でした。
レンズの焦点距離は?
絞り値は?
ISO感度は?
そんなことばかり気にしていました。
例えば、美しい風景写真を見ても、「さすがNikon、解像度がすごいな」とか「この色はCanonだろうな」なんて思っていました。
写真の内容そのものより、それを撮影したカメラに興味が持っていかれていました。
友達もカメラを持ち始めた人が多かったためか、写真の話をすると、いつも機材の話になっていました。
「SONYの新作みた?」・「このレンズ、欲しいんだよねー」なんて会話ばかり。
今思えば、カメラへの興味が強すぎて、そういう態度になっていたんでしょうね。
それはそれで楽しかったのも事実です笑
また、カメラ雑誌を読むのも日課でした。
作例よりも、スペック表ばっかり見ていた記憶があります。
「連写性能がすごいな」・「高感度ノイズ耐性がすごい」なんて、技術的な部分にばかり注目していました。
写真を見るに変わった出来事
そんな私に変化が訪れました。
ある日、街中で偶然、海外の写真家の写真集を見る機会がありました。
そこで目にした写真に心を奪われ購入をしたほどです。
「この写真、なんて素敵な雰囲気なんだろう」
「この構図、絶妙だな」
そんな風に、写真の内容に目が行くようになっていたんです。
この経験が、私の視点を少し変えるきっかけになりました。
今までディスプレイでしか写真を見なかった私からしたら、印刷された写真によって1枚1枚向き合えた瞬間だったのかもしれないです。
写真を見るに変わった
そこからです。
徐々に、写真そのものに目が行くようになっていました。
例えば、風景写真が好きなので、風景写真を見るときもカメラの性能のことは考えなくなりました。
・「この光の捉え方、すごいな」
・「この構図、絶妙だな」
・「何を伝えたかったんだろう」
そんなことを考えるようになっていったんです。
人物写真を見ても同じです。
・「このモデルの表情、心の底から生き生きとしているな」
・「背景のボケ具合が、主役を引き立てているな」
こんな感じに、写真全体の雰囲気や、撮影者の意図を読み取ろうとするようになりました。
SNSで写真を見るときも同様に見る目が変わりました。
カメラなんて何でもいいんだって思えるようになった
ある日、
「あれ?最近、カメラのこと全然気にしてないな」って思いました。
※もちろんメーカーの新作発表は今で気にしていますし、触れる機会があれば触っています笑
写真を見て感動したり考えさせられたりする。
そんな経験を重ねていくうちに、使用された機材のことを考える機会は少なくなりました。
そして、こんな結論に至りました。
「カメラって、撮れれば何でもいいな」
機材ばかり注目していた時よりも、写真に没頭できるようになった今の方が、写真を楽しめている気がします。
カメラを見ることから写真を見る
この変化は、私にとって大きな成長でした。
以前の下記の記事に通じるものもあると思うので下記記事も見てくださいね!
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