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ポートレート撮影における表現の違い

こんにちは!
ポートレート撮影において新しい発見をしたので共有したいなと思います!!
皆さんの何かしらの発見に繋がれば嬉しいです!!

風景写真家と人物撮影を撮影している両者で、
同じ撮影地で同じポートレートを撮影すると全く違う雰囲気の写真が撮影される事があるので考えてみました!


風景写真家の目線

風景写真を得意とする写真家は、まず目の前に広がる壮大な景色全体を捉えようとするでしょう。
風景写真家にとって、自然の雄大さや美しさを表現することが最優先です。

このような写真家がポートレートを撮影する場合、人物は風景を引き立てる「点景」として扱われることが多くなります。

例えば
・広大な砂漠に佇む小さな人影
・雄大な山々を背景に立つ登山者
・夕焼けの海岸線を歩く人物のシルエット

これらの写真では、人物は風景の壮大さを強調する役割を果たします。
人物がいることで、風景のスケールがより明確になり、見る者に「自分もそこにいるかのような」感覚を与える事ができます。

人物写真家の視点

一方、人物撮影を専門とする写真家は、同じ絶景を前にしても、まず人物に注目するでしょう。
人物の表情や姿勢、雰囲気を捉えることが最も重要です。

このような写真家が絶景の中で人物を撮影する場合、以下のような事が考えられます:
・風景を背景にしたポートレート
・絶景と調和する人物の姿勢や表情を捉えた写真
・風景の一部を使って人物を引き立たせる構図

これらの写真では、風景は人物を引き立てる「背景」として機能します。
絶景は確かに存在感を放ちますが、あくまでも主役は人物なのです。

それぞれの違いが生む魅力

風景写真家と人物写真家の感性の違いは、同じ被写体から全く異なる作品を生み出します。この違いは、それぞれの専門性や経験から来るものであり、どちらが優れているというものではありません。

この感性の違いこそが写真の多様性と奥深さを生み出していると思います。
同じ場所、同じ瞬間を捉えた写真でも、見る者に与える印象や伝えるメッセージが大きく異なります。

新たな視点の発見

このような感性の違いを意識して写真を見ることで、同じ撮影地で撮影された写真をInstagram等で見てみると面白い発見があるかもしれません!!

・風景写真の中に、上手に配置された人物を見つける楽しさ
・ポートレート写真を際立たせるための背景
・同じ場所で撮影された異なる構図の写真を比較する面白さ

下記のように一度自分自身の撮影スタイルを振り返ることは写真表現の幅を広げることに繋がると思います。
・「自分はどちらのアプローチに近いか?」
・「普段と異なる視点で撮影してみたらどうなるか?」

多様な視点が織りなす写真の世界

写真は、撮影者の感性や経験、専門性によって大きく変化します。
風景写真家と人物写真家の感性の違いは、その一例に過ぎません。

しかし、このような違いを意識することで、私たちは写真の新たな魅力に気付かされることも多々あります。

写真を見るとき、あるいは撮影するとき、ぜひいつもと違うアプローチを意識してみてください。
今まで気づかなかった発見があるかもしれません!

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