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【税金の基本1】税金との正しい付き合い方

損をしていても誰も教えてくれない税金の世界


「そもそも何で税金を払わないといけないんだ!」と怒り出す方って結構多いんです。特に確定申告の期限が迫ってくると、よく言われます。お気持ち、わかります。

税金とは、単純に言えば、日本で普通に生活するための管理費・サービス利用料のようなものです。教科書的に言うと、納税は国民の三大義務で、憲法30条にも義務と書いてあって……となるのですが、日本で暮らして仕事をしている以上、やはり税金は払わないといけません。

110番すれば警察が来てくれたり、近くの図書館でタダで本を借りられたり、国立美術館で有名画家の作品を見られるのも、みんなが税金を払って、日本のインフラを支えているからなのです。

そしてもっと端的な理由として、税金を払わないと、罰金や禁固刑のペナルティが用意されています。ペナルティに関しては後述しますが、ここで大事なのは、税金のことを正しく知っておくことです。

なぜなら、税金って「これが正解ですよ」「あなたは損していますよ」とは誰も親切には教えてくれません。つまり、きちんと納税しているつもりでも、後からペナルティを課せられる場合もあれば、知っていれば得をする制度もたくさんあるのに、それを活用できていない人が多いのです。

特にクリエイティブな仕事は、収入などで不安定な時期が多く、職を変える人もいると聞きます。どうせ税金を払うなら、きちんと優遇制度も利用して、自分の仕事に生かしましょう。


税金の主な使いみち

国の一般会計歳出額 内訳(2019年度予算)

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※金額とパーセンテージは財務省HP「日本の財政を考える」より引用

▼出典
『令和版 駆け出しクリエイターのためのお金と確定申告Q&A』
(桑原清幸・玄光社)
キャラクターデザイン=山内庸資


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