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今回のテーマは「コラーゲン」です。


コラーゲン鍋というものが、ブームになった時期もありました。
世の女性陣は、翌日お肌がプルプルになるとはしゃいでいたものです。
しかし理論上は、コラーゲンという大きなタンパク質は腸から吸収されないからコラーゲンを食べても肌がプルプルにはならないと、考えられていました。
しかし現実的には、みんな良い印象を持っておられた。
その後の研究で、今までは吸収されないと思われていた少し大きめのタンパク質も免疫寛容という腸のシステムによって、そのまま吸収されることがわかってきました。
なので、あの頃のお姉さま方の実感は間違っていなかったことになります。
このように、今当たり前の常識も次の瞬間覆ることがあるにドンピシャリのお話でした。
さて、このコラーゲンですが、私たちの身体にどんな影響をもたらしてくれるでしょうか?
それは、お肌でも実感した弾力をもたらすことです。
では肌で見ていきましょう。たくさんの細胞が規則正しく並んでいますが、その細胞同士を連結させているのがコラーゲンです。コラーゲンがないと体、臓器など形作れないのです。
これを、構造タンパクといいます。
その他、血管、爪、骨や腱(アキレス腱など)もコラーゲンの存在によって弾力性がでています。
また最近の研究では、この構造タンパク以外に細胞間同士の伝達を担うコラーゲンも発見されています。
これらコラーゲンの総量は、体重の20%以上と言われていますので驚きですね。
そしてもう一つ大事なことは、体内で行われているこのコラーゲンの量が年齢とともに低下していくということです。
25歳をピークに、40台で1/2、60代では1/3になるとも言われ、お肌の曲がり角なんて言っていたことも正しいことだったんですね。
でも、ご安心ください。この量が減るのであれば、先に述べたように意識的にコラーゲンを摂取し、コラーゲンを補充してあげれば、年齢にも負けずに弾力のある肌・体を維持することができるということになります。
なので、食選びはとても重要ですし、その食がしっかり消化吸収されることも大事、そして適度な運動や入浴などでコラーゲンが支えられている身体を刺激してあげることもとても重要になりますね。

                                                                                                         2021/1/18

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