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カメラテクニック Vol.1 ~SS、f値、ISO感度~

こんばんは。フリーランスカメラマンYUKIです。

カメラ選びのレンズ編を書くにあたって、f値の説明が先にあった方が分かりやすと思ったのでSS、f値、ISO感度について書いていきます。

※長々と分かりづらかったので極力簡潔に分かりやすく、加筆修正加えてます。

写真の三要素

適切な写真にするためには3つの要素があり、それが今回のテーマでもある、シャッタースピード(SS)、f値(絞り)、ISO感度この3つによって決まります。

例えば、スポーツの写真でブレてしまったり、集合写真でピントが真ん中の子は合ってるけど端っこの子はボケてたり、明るさが明るかったり暗かったり・・・と言ったことが挙げられます。

それら写真の良し悪しを決める基本的な三要素が、SS、f値、ISO感度となっています。

シャッタースピードとは

シャッターがあいている時間の事です。

よく使われるのは、

1/125秒(125分の1)、1/250、1/500、1/800、1/1250、1/1600

ちなみに分母の数が大きくなるほどシャッタースピードは速くなります。

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シャッターがあいている時間が長い(=分母の数が小さい)と・・・

1.光がその分たくさん入ります(=明るい写真になります)

2.動くものを撮影している場合、その間動きが多くなるのでブレてしまいます

○その逆でシャッターがあいている時間が短い(=分母の数が大きい)と・・・

1.入ってくる光が少なくなります(=暗い写真になります)

2.動くものの場合、動く量が少なくなるのでブレにくくなります

適切なシャッタースピード

あくまで基本的・一般的な設定の話になりますが

動きが少ないもの(風景など)を撮る場合:1/125 ~ 1/250

動きが少しあるもの(子供が遊んでるなど)を撮る場合:1/250~1/500

激しく動くもの(スポーツなど)を撮る場合:1/800~1/1250


1/125~1/1250!この範囲の中から出ることはないと言っても大丈夫です。

1/30や1/60など遅いSSは三脚など使わないとブレてしまいます!

1/2000 より速いSSにしても、写真が暗くなる一方なのであまり使いません!

f値(絞り)とは

カメラに入る光の量を調整する仕組みです。またこの数値をいじることでピントがあう範囲(=被写界深度)が変わります。

f値は明るさとピントの範囲が調整するものと覚えていて大丈夫です。

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ピントの範囲について・・・

iPhoneのポートレート機能で撮ったように1つのものにだけピントがあって他の背景はボケるような写真=ピントが合うの範囲が狭い写真です。

集合写真など多くの人・物にピントがあってる写真=ピントが広い写真です

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よく使う値が f1.4 ~ f11 あたりでしょうか。

f値が小さい(絞りを開ける)と、光を多く取り込みます=明るい写真になりピントがあう範囲が狭くなるので背景がボケます

f値が大きい(絞りを絞る)と、取り込む光が少ないです=暗い写真になり、ピントがあう範囲が広くなります(=背景はボケません)。

適切なf値

SSはどんなカメラでも、遅いスピード・速いスピードが切れるのですがf値はレンズによりけりです。持ってるレンズの最小のf値が仮にf4.5ならf2.8では撮れません。

ピントを1人(1つ)に合わせたい場合・・・持ってるレンズの最小のf値(f2.8、3.5、4.5など)

ピントを少し広く合わせたい場合(4~5人のグループ写真など)・・・f5.6あたり

ピントを目一杯広く合わせる場合(集合写真)・・・f6.3~f8(f11)あたり

※f11だと持ってるカメラの性能次第では適切な明るさにした場合ノイズが発生する可能性あります。

ISO感度とは

ISO感度(イソ または アイエスオーと読みます)は、レンズから入ってきた光をカメラ内でどれだけ増幅させるかの指標です。

数値としては ISO 100~ISO 12800程度まで大抵のカメラは設定できます。

先ほどの説明で理解するのは難しいと思いますので・・・簡単に言うとカメラから入ってくる光にプラスして人工的に明るさを加えちゃう。そんなイメージです。(少し違いますが、分かりやすく言うとこんな感じ)

暗い所での撮影でも、数値を上げれば上げるだけ写真は明るくなりますが、人工的に明るくしているので その分ノイズが出て画質が落ちます(ザラザラした写真)


適切なISO感度

これは、先のSSとf値に依存するのですが

屋外の日中では100~800あたり、屋内など暗い場合は800~1600(最大3200)までの中でできる限り小さい値にしてください。

ISO3200あたりを超えると大抵のカメラだとノイズが発生するので、SSやf値で明るくできる部分は明るくし、ISOは必要以上に上げない事が大切です


まとめ

なるべく分かりやすく書いたつもりですが、恐らく難しい内容になってしまったと思います。なので最後に簡単にまとめます。

明るさなどの写真の構成を決めるのは3つの要素がある(シャッタースピード・f値・ISO感度)

SSは、遅くすれば明るくなるが、動きがあるとブレる。速くすれば動きがあるものでもブレずに撮れるが暗くなる

f値は、値が小さいと明るくなり、ピントがあう幅が小さい。値が大きいと暗くなり、ピントがあう幅が大きい。

ISO感度は、値が小さいと明るさはその分だけ増幅しないが高画質、値が大きいと明るくなるがノイズが出やすく画質が落ちる


以上です。最後までお読みいただきありがとうございます

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