見出し画像

UX改善の施策アイデアが無限に出てくるチームをつくる方法

サービスUXの改善や、グロースの施策を考えている中で、施策アイデアが出づらくて困っている会社は多い。

ちょうど昨日もグロースのコンサルをしている中で、そういった相談を受けたので、今日は「施策アイデアを考えるのが強いチームの作り方」について書きたいと思う。

やり方はシンプルに、チーム全体が日常的に良いサービスを使いまくって、参考になる箇所をストックしていくようにするというものなのだが、実際それをうまくやれているチームは少ないので、いくつかやり方と仕組みを紹介する。

良いサービスは主に3つのソースから見つける

悲しいことだが、基本的に国内サービスよりも海外サービスの方がサービスデザイン面でも各種施策面でも進んでいるケースが多いので、基本的に海外のイケてるサービスを使いまくることが必要だ。

ではどうやってイケてる海外サービスを見つけるかと言うと、主に以下の3つのソースを駆使する。

1. ユニコーンスタートアップリストの上からサービスを見ていく
時価総額$1B以上の企業のサービスはだいたいイケてるので、それらを片っ端から見ていく。
CB Insightのユニコーンランキング

2. Product Huntのカテゴリランキングの上から見ていく
もしあなたのサービスが生産性ツールであれば、Productivityカテゴリの人気順に片っ端から見ていく。
Product Huntのカテゴリページ

3. Apple・GoogleのBest App Awardの受賞歴があるサービスを見ていく
Apple・Googleが毎年発表しているBest App Awardはイケてるアプリがキュレートされた上質なリストなので過去年も含めて片っ端から見ていく。
Apple Best of 2018
Google Best of 2018

チームで継続的に良いサービスを使い、学びをストックする仕組み

上記の3つのソースからイケてるサービスを見つけたら、継続的にチームのメンバーがそれらのサービスを触り、参考になる点をシェアしたりストックしていくようにしたい。

そのためにオススメなのは、週に1回、チームでその週に触ったイケてるサービスと、それのどこかイケてるかをシェアし合う会をやると良い。

形式ばったMTGというよりはランチを食べながらや、3時ごろにおやつをダベながら緩くやるのがオススメ。

これにより、チーム全体のイケてるサービスに対する感度が上がり、かつ改善・施策アイデアもかなり蓄積していくはずだ。

ぜひ改善の打ち手に困っているチームは参考にしてもらえると嬉しいです。

さいごに

いま自分はARにおけるユースケース、UXをつくる事業にチャレンジしています。

ARという次の大きな技術トレンドに可能性を感じ、かつ本質的なサービスデザインをしていきたい人や会社は、メンバーや事業パートナー企業という形で随時募集中なので是非気軽にTwitterなどで連絡をもらえると嬉しいです。


AIやXRなどの先端テック、プロダクト戦略などについてのトレンド解説や考察をTwitterで日々発信しています。 👉 https://twitter.com/kajikent