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後鳥羽伝説殺人事件@読書感想


内田康夫著『後鳥羽伝説殺人事件』読み終えました。

内田康夫氏の浅見光彦シリーズにハマり出した◯年前、

浅見光彦が初登場する本作も読んだ覚えはあるのですが、

今回読んでみたら

内容はほとんど忘れていたようで

あらためて楽しむことができました。


描かれる捜査本部とその雰囲気には

男社会・無骨といったイメージを感じました。

昭和感あふれてますね。


浅見光彦の描かれ方も

この先、日本各地で事件に遭遇するルポライターではなく

ストーリーの大きな鍵を握る

数年前の事故の被害者(犠牲者)の家族としての登場から

名探偵と変わっていくので

少し重い雰囲気もありますね。


エピローグの浅見光彦と

もう一人の主人公の別れのシーンは印象的で

刑事(警察)と

刑事(警察)でない浅見光彦・・

作品途中から対比されていた二人の別れが

短いエピローグの中に

巧みに描かれていますね。

浅見光彦といえば、

毎回“ヒロイン”が登場するのがパターンですが

本作では“ヒロイン”ではなく

“ヒーロー”二人が事件に立ち向かっていく。。

これも浅見光彦初登場作品らしくて

おもしろいですね。

あと、こういう図って

最近のミステリーにも入ってるのかな??

昔、ミステリーにハマり始め

アガサ・クリスティーとか

色々読んだときに

よく、こういう図が登場したよな~なんて思いながら

ページをめくったのでした。


さてさて、ますます高まる“浅見熱”🔥

次は『平家伝説殺人事件』読もうかな♪


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