見出し画像

繋がり直しのタイミング

坐禅で通う大好きな両足院の庭園は不思議と心を和らげてくれる

尊敬していた先輩がまた一人旅立たれた。
洋上フリースクールを共に創ってきた名アドバイザー。十人十色で人一倍特異な環境下で生きてきたどんな生徒たちからいつも慕われてきた大黒柱。引きこもり界のプロ中のプロということで、先日プロフェッショナル仕事の流儀にも取り上げられ、ますますご活躍の場が増えてこれからというタイミング。あれだけ大きい体と心を持っていた百戦錬磨が、人はいつ亡くなるかわからない。

トレーニング中に倒れてそのまま意識は戻らなかったようで、つい先週訃報を知った。こちら側のダメージも大きく、そんな中だが生徒たちにも伝えないわけにはいかない。特に関わりが強そうだった人に数年ぶりに連絡をとった。言葉にならない。
それでも元気でみんならしく生きてることに感動する。
そんな感慨深い時間を石川さんは僕らにくれた。

R.I.P・・・
魂よりご冥福をお祈りします。

自分を磨き、待つことの大切さ

これまで色んな出会いがあった。
陸・海・食う。苦汁をなめてROCKにぶつけた千葉。世界の広さと人のやさしさを教えてくれた東京。そしてワクワクするほど深い悲しみや喜びでまみれた世界中の海を渡ってここ西の都関西に流れ着く。

人は必然として、すべての運命に導かれて交差する。
あの時だったら素通りしてたかもしれない相手なんていなくて、今だからこそ、その出会いの意味を知る。そしてその関係性からくる時間を味わう。

先日亡くなった温厚で大きな背中を見せてくれた恩師からも、「けんさんはもうちょっと勉強したほうがいいですね」と、毎度脱帽させ続けられた。

世界は広い。そして人は優しい。今を難しくしているのはいつも自分自身。

だから自分を磨く。まだ見ぬ新たな関係性や、日常から離れてしまった縁にもまた再会するために、毎度気付かされる自分を改めながら、サダメの巡り合わせを焦らずじっくり待つ。

様々な言葉をもらえた三十三間堂に咲く紫陽花の時期がやってきた


自分を信じる念

自分磨きと言えば、振り返りの気付きからの改め。ここで必要なのが波動が下がった時に闇の引力に持っていかれない念だろう。
先日、仲間のヒーリングを受けた際にまんまと統合反応で大きく体調を崩した。健康管理に自信のある自分だからこそこれはおかしいと思い仲間に聞けば案の定大きな例が引っ付いていたということで遠隔でとってもらった。するとたちまちに心身は戻り、すぐ復活できた。

そんな悪い波動に持っていかれないために必要なことは、「自分を信じる力」と仲間に教えてもらった。これを「己の念を強く持つこと」というらしい。

故石川先生同様、尊敬する大人であるところの自来也先生も言っていた大事なことは数知れず。「いつかは人が本当の意味で理解する時代が来ることをワシは信じとる」「わし自信が諦めるべきではなかったのだ」「後は全て託したぞ」。今生きている我らに出来る恩返しとはこの遺志を受け継いで精一杯今を生きることだろう。
そのために、矢印を外側に向けるのではなく、内なる自分に向けて気付き改め、成長という名の変化を繰り返しながらも自分を信じぬいてやる。
これが出来たらもう恐れることはないんだろうな。
いつだって自分=目の前の世界だから。

京都風物詩鴨川の季節もとっくに来ているのである。


繋がり直し

東京から大きな課題と気付きを持ってきてくれた愛すべき同僚の終電間近@新大阪

旅行業や飲食、エンターテイメント系などまだまだ縛りは在るものの、通常運転まであと少しというところに来た世間の風。しかしこの間失ったものは多く、閉店や倒産、リストラや転職など、人生がまるっきり様変わりした人たちもたくさんいる。世界の海を回る仕事をしている俺たちなんかはまさにそうだ。
そんな中で日頃の職場環境を見直すミーティングをした。久々の東京の同僚含む懐かしい感じの時間だったが、一気に普段見えてなかったところに問題を見つけることが出来た。そして改めて同僚一人一人とランチに出かけ、語るもまぁ一筋縄ではいかない。目的や意識や優先順位も違って当然な関係性は相手を理解して寄り添う気持ちなしには通用しない。これもまた創造と破壊の新たな変化が求められているのだろう。

人が繋がり直すというのは、こういうことなのかもしれない。

知っているつもりでも、口で素直に言わなければ何も伝わらないのと同じく、僕らは簡単には繋がれない。だからこそそこに意味があるんだと思う。

あくまで人は人だが、本来僕らは一つのはず。分け隔てるからややこしく、勝手に難しくしていく傾向をどうにか受け入れたい。これは普段一緒にいる人も、久々に連絡を取る人も、なかなか会えずにいつの間にか忘れてしまって人すら同等に思える。

だからこそ、いろんな縁の交差点の毎日で、僕らは変わり続ける必要があるんだろう。あの時はわからなかったけど、いつの間にか成長していた自分と相手との関係性よう強め、これまで見えなかったことに対して感動できるように。新たな出会いも、忘れかけていた大事な縁も含めて全部が今に繋がってる。だからこそ今この瞬間が常に問われている。今それに気付いて改めなければ無限月読ばりのエンドレスループだろう。

だってまだしっかり生きてるんやもん。どんな状況であれ、僕らには想像もできなかったことすら可能にできるチャンスしかない。いやはや人生、生きて見れば更に奥深きものなり。今日もまた、改めて出会ってくれた皆様に感謝である。

行きつけのBARでこれまで気付かずに絶叫したメンターのサイン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?