数学の授業
かが屋さんの「数学の授業」を僕なりにしてみました。僕はこうしてたなーというのを書きました。
オリジナルでもなければ、本家より面白く出来た訳でもないです。
本家
教室の数学の授業風景
先生 :(黒板に書いている)よし。じゃあいいかな。次の問題行きましょう。
わかった人手挙げて
生徒A:(手を挙げる)
先生 :じゃあ平井。・・・うん、うん、そう!正解!正解は6πですね(黒板に書く)
生徒A:(丸をつける)
先生 :大丈夫ですか?大丈夫かな?オッケー、じゃあ次の問題に行きます。次の問題わかった人手挙げて!
生徒A:(さっきより強めに手を挙げる)
先生 :じゃあ杉本!・・うん、オッケー正解!(黒板に書く)これ引っかけ問題だよねー。合ってた人すごいよー!
生徒A:(強めに音出して○つける)
先生 :じゃあ次の問題行きます。わかった人手挙げて!
生徒A:(もっと強めに手を挙げる)
先生 :んーじゃあー高橋!うん、うん?いやーちょっと惜しいかもな。最後のとこミスっちゃったかな?確認してみて。
生徒A:(動揺する。顔は上げたままこっそり自分の回答を消す)
先生 :他にわかった人手挙げて!
生徒A:(うつむいていて挙げない)
先生 :んー田中!うん。そう、正解!9πx+6(黒板に書く)はい。これが正解です。
生徒A:(音立てて○をつける。後でこっそりシャーペンで正答を書く)
先生 :この問題も難しかったかな?この今の3問全部合ってた人いる?
生徒A:(控えめにギリギリで手を挙げる)
先生 :おーすごい!伊藤と、平井と・・・何人かいるのね。よくやった。じゃあ、最後の問題行きましょう!これはかなり難しかったはず。当たってたらすごいよー。はい、わかった人手挙げて-。
生徒A:(挙げない)
先生 :じゃあー柏木!うん、うん。あー違うなあー。違う公式とごっちゃになってない?ちょっと確認してみて。
生徒A:(そわそわ)
先生 :他にわかった人手挙げて!おっ、じゃあ斉藤!うん、うん・・あー違う!でも良い間違え方だよ。制作者の意図に沿ってる。まあすんなりいっても面白くない所だしねー。(黒板指して)ここの体積を求めるには?どっかに補助線引くよね?それを一回展開して考えてみーるーとー?はい、この解き方で考えた人いない?
生徒A:(手を挙げるか迷ってそわそわ)
先生 :おっ関根!言ってみよう。うん、いやー違うな。ここの部分忘れてない?うん、そうだよね。そう、でも補助線引いたところは合ってる!だいぶ良いよ!この補助線は大ヒントだよー!これで解いてみた人いない?いないか?いないなら先生が答え言っちゃうよ?
生徒A:(ゆっくり手を挙げる)
先生 :おっ!Aはこれで解けた?
生徒A:(ニヤニヤしながらうなずく)
先生 :おお!いいねー!じゃあ、A答えは?
生徒A:3/4です
先生 :・・・うん。違う・・かな?でもここに補助線引いてこの公式使ったんだよね・・?じゃあどっかで計算ミスしたかな。しかもπ忘れてるね。うん。答えは1/2πになるはず・・・
生徒A:(絶望の表情)
先生 :うん、まあ、ねこの解き方にたどり着いたならぜんぜんオッケーだよ。うん、気にしないで。考え方はあってたっぽいから。うん・・
(チャイムが鳴る)
先生 :あっもう終わりか。じゃ、休み時間にして良いよー(逃げるように帰る)
生徒A:(絶望のまま座る)
暗転
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