もし「千と千尋の神隠し」がバレエにあったら、、、（実際にキャスティングしてみた）

みなさん、ごきげんよう。いかがお過ごしでしょうか。今年も八月に入り、気づけば夏真っ盛り。もう一か月足らずで九月になり、間もなく秋という季節に変わろうとしていることを想像すると、2020年、なんて短い一年なんだと実感させられます。

しかも僕に至っては、ここノヴォシビルスクに来てから踊った時間よりも休んでいる時間の方が長いという空前絶後の状況に置かれているわけでして、なんともやるせない気持ちでいっぱいです。

しかし、そんな状況にも光が、、、8月1日からレッスンが始まります！！！ということになっていたのですが、、、

ネタがボツになりやがりました、、、

三月下旬から僕たちの劇場もコロナ休みに入り、時は流れ気づいたら夏休みが勝手に始まって、それが終わろうとしている頃にはもう七月の中旬になっていました。そしてやっと7月17日からレッスンが始まる予定だったのに、「やっぱ七月いっぱい休みねー」という連絡が。その地点で「ああ,、もういくらでも休んでやるよ」という気持ちに半分なってました。

そして待ちに待った7月31日、「やっと始まるよ」と思っていると、「8月5日からねー」という連絡が。もはやお決まりみたいになってきました。レッスンが始まるということに関しては進歩かもしれませんが、8月1日に書こうとしていた「レッスンが始まりましたー、ヤッホー」的なネタは見事ボツになりました。（許さん（#^ω^））

そこで、いろいろネタを考えていたのですが、こんなへんてこなネタを思いついてしまいました。たぶん皆さんが大好きなアニメに関してですので、面白いとは思います！けど本当に茶番ですので、どうぞ興味のある方だけ読んでくださいね。(笑)それではどうぞ！

もし『千と千尋の神隠』がバレエ作品にあったら、、、

はい、タイトルの通りです。こんなネタをふいに思いついてしまい、どうしてもお話したくなってしまいました。最近、日本で金曜ロードショーにて、「聲の形」が放送されたということを知って、自分の好きなアニメについて何かお話しできないかなーと考えていました。（「聲の形」もものすごくいいアニメです！）

その時に自分の大好きなジブリアニメ「千と千尋の神隠し」のことを思いつきました。しかし、バレエのお話ゼロというのもまずいなーと思ったので、「あっキャスティングっすればいいじゃん」ということで、このネタを思いついたというわけなんですね。例えば、ハクだったらバレエダンサーの中から、この人が似合うかなーみたいなね、、、

本当にしょうもないですが、真面目に考えていくので、皆さんどうかお付き合いくださいね。

キャスティングしてみます！

はいまずはこのアニメの主人公、千尋ですね。本名は萩野千尋。油屋では湯婆婆に文字を取られて、千になってしまいます。僕の千尋のイメージは、小柄で華奢なイメージなので、ダンサーも小柄なほうがいいのかなと思います。

そこで、僕が思い付くダンサーはアリーナ・コジョカルとかサラ・ラムとかですかね。周りと比べると少し小柄で可愛げのある感じ。あと、同じロイヤルの日本人プリンシパル、高田茜さんにも是非演じてもらいたいですね！（本当にバレエあったらいいのに、、、）

けど、僕が千尋役で最も推せるのはこの人です！

はい、この人誰だかわかりますか？すぐに分かったそこのあなたは通です！この人は元ボリショイのプリンシパル、ニーナ・カプツォーワです。ちなみに今もボリショイで働いてますよ。少し小柄で可愛らしくありながらも、正確なテクニックを持つ彼女、まさに千尋役にぴったりじゃありませんか！（実は半分は個人的にこのダンサーが大好きなので推してるんですけどね）

はい、そして実は僕と同じように、劇場の先輩、寺田翠さんもこのダンサーが大好きなんです。

（↓ちゃんと許可もらってますからね笑）

なので、翠さんといつもカプツォーワについて語ると話が止まりません。翠さんも僕もおすすめのダンサーなので、皆さん是非調べてみてくださいね。

英　Nina Kaptsova

露　Нина Капцова

（実はこの有名なブルーバードの動画のフロリナを踊っているのがカプツォーワなんですよ。世界一綺麗なフロリナ王女だと思います。↓）

はい、次はハク！ジブリの中でも一位二位を争うイケメンキャラなのではないでしょうか。本名はたしか、ニギハヤミコハクヌシとかでしたっけ？（←あってますか？）千尋が小さいころに落ちた川の神様だったんですよね。

イケメンハクの役を演じるにはまずダンサーもイケメンでなければいけません。なので、イケメンじゃないとは言いませんが僕が大好きなロパーティンはこの役を踊ることはなさそうですね。まず、ハクみたいなおかっぱのカツラ被らなきゃいけないし。髪がないから。

はい、そこでイケメンダンサーを思い返してみましょう。以前紹介したフリーデマン・フォーゲル、スティーブン・マックレー、そして、パリオペのマチュー・ガニオにベルリンのダニール・シムキン。考えてみるといっぱいいますねー。あ、自尊心のロジキン君も忘れちゃいけないね。

しかし、こうしてたくさん候補はいるものの、やはり僕はこの人一択でした！さわやかイケメンの

はい、ラントラートフです！ウラディスラフ・ラントラートフ。またまたボリショイです。この顔、この爽やかさ、まさにハクでしょ。僕実は、モスクワに飛ぶときに彼と同じ飛行機だったことがあって、恐る恐る声を掛けましたが、もうねめちゃくちゃ優しかったんですよ。男の僕でも惚れる爽やかさでした。神の世界で迷子になってハクに助けてもらった千尋の気持ちが分かるというかなんというか、、、

そういった個人的な出来事もあって、ハク役にはラントラートフをキャスティングさせていただきます。（おかっぱの髪形もちょっと似てるしね↓）

はい、どんどんいきますよ。続いて、湯婆婆。油屋の女社長です。もう湯婆婆はこの人しかいないでしょ。はいどーん。

ツィスカリゼ校長。異論は認めません。この毛量があればカツラを被らなくても、地毛で湯婆婆の髪形にできそうですしね。おまけに一人二役で、銭婆役もやってもらいましょう。そして、ボリショイ時代はロジキンの恩師でもあり、可愛がっていたということで、ロジキン君には似ていないのを承知で坊をやってもらいましょう。

「デニスと遊ばないと、デニス泣いちゃうぞ」的なこと言ってるんですかね。

はい次は、リン！千尋を油屋で助けてくれる先輩です。実はこのリン、僕結構好きだったりします。リンは、サバサバしてるイメージなのでボリショイからだとこの人

皆さん知ってますか？エカテリーナ・クリサーノワが似合うんじゃないかと思います。他のスミルノワやオブラスツォーワに比べてサバサバしてて、覇気がある感じがします。ロイヤルだと、誰が似合いますかね？メリッサとかマヤラとかそこらへんでしょうか。

はい、釜爺。申し訳ない気もしますが長い手足を活かしてフリーデマン・フォーゲルにやってもらいましょう。（ごめんね、イケメン役じゃなくて）それか、たしか去年ローザンヌで二位入賞した、ガブリエル君。

ほら、手足長くて釜爺役ぴったりでしょ。

はい続いて、あの可愛い声したカエル。この役には今まで出番がなかったロパーティンをキャスティングしておきましょう。カエルならカツラもいらないし、全身緑に塗れば大丈夫だからね。

はい、そして最後に物語を大きく動かすこいつ。

そうカオナシです。しかしカオナシ、どうしても適役なダンサーが思い浮かびませんでした。そこで、ぜひカオナシ役は皆さんに考えていただきたいなと。ブログを読み終えたあと、ぜひコメントくださいね。お待ちしてます。

他にも今回紹介しなかったキャラクターもいるので、皆さんもどのダンサーが似合うか考えてみてくださいね。

それでは、今回はここまでにします。最初はネタがボツになり、とても悩まされましたが、結果的に面白くなってよかったです。宜しければ、スキやシェアの方もよろしくお願いします。次回もお楽しみに！

以上今日の余談でした。

次回もどうぞよしなに。

細谷海斗