Kaishu

外国が好きだ。日本人のいない孤独の中で自分のアイデンティティが浮かび上がるからである。…

Kaishu

外国が好きだ。日本人のいない孤独の中で自分のアイデンティティが浮かび上がるからである。 仕事で様々な街や人をみる中で思うのは異質を受け入れ、ストリートマインドを持って軽やかにいきたいということ。 でも私はミーハーだから荒野よりも安全に電車移動ができる外国の街を好きになってしまう。

最近の記事

メンフィスレッドバーズ(Memphis Redbirds)と生きるための野球

カージナルスとその本拠地であるブッシュスタジアムの雰囲気に魅了され、すっかりメジャーリーグというエンタメの虜になった私は、気づけば球場に何度も足を運び、MLBチャンネルを購読し、遂には遥か遠く離れたメンフィスまで2軍の試合を観に行くという我ながら信じられないモチベーションで車をメンフィスに向けて走らせている。 カージナルスの2軍(AAA)はメンフィスレッドバーズという。前置きが長くなるが、ここに在籍した日本人選手が田口壮選手である。 実は何故か子供のころの野球選手の記憶に

    • Katz Delicatessenのカッター達

      10年前に行きたかったがどうしても行けなかったNYのある場所に行く事が遂に叶った。それはKatz Delicatessen。1888年創業の老舗パストラミサンドの店という事は知っていたがまさかこんなにワクワクするアトラクションとは思いもよらなかった。 まず何も書かれていない券を入口で渡される、目の前に広がるカウンタ。右側半分がサンドイッチや他の食べ物メニュー、左側半分がビールやコーヒーなどの飲み物メニュー。好きなところに並び注文をして、支払いを、となるが、支払いは全て飲み食い

      • 会話のガス欠

        客先と英語で話す機会が増えている。事前準備をして想定される英単語やキーワードを調べて臨むわけだが、準備できているところと即興質問に対応するフリースタイルパートがある。 最近はある程度私の拙い英語でもこのフリースタイルに対応できるようになってきているのであるが、不思議とピタッと終わりがやってきて急に英語が出なくなる。この不思議な現象に名前をつけるとすれば「ガス欠」とかだろうか。給湯器で温めたお湯を全部使い切ってしまって、突然水しか出なくなるあの感覚。 集中力が切れるというより勢

        • 異質を愛そう 10年ぶりのNY

          社会人になる前に暫く滞在して以来10年ぶりのNY。あの頃「俺は世界一のニューヨークにいるんだ」という思いでカッコつけて歩いていました。10年後、35歳の誕生日を迎え多少ジジイになってもときめきは変わらない。 このときめきの正体はニューヨークが沢山の人種が集まる「人種のサラダボウル」ということだけではなく、調和が無いようで、在るということにあると思う。 それにしても綺麗なサラダボウルではない。雑然としていて汚い。ゴミは散乱しホームレスはそこら辺にいる。目が虚ろでフラフラしてい

        メンフィスレッドバーズ(Memphis Redbirds)と生きるための野球

          なぜ勉強をしなければならないのか?

          「なぜ勉強をしなければならないのですか?」 小学生くらいの子が良く聞いているイメージがあります。 時代を問わない普遍的な鋭い質問です。 私は長らく、答えを持ち合わせていませんでした。 何故なら私は勉強が昔から大好きで、このような質問は恐らく勉強があまり好きな人が聞いているものだからです。そして意味もなく感情的に「大人になってからわかる」と突き放してしまいそうだからです。 こういった類の質問に答えるには、質問する立場に立たねばなりません。これが非常に難しいのです。

          なぜ勉強をしなければならないのか?

          どんな名声を手にしたいですか。

          初投稿ながら中々挑戦的な内容かもしれません。 社会人生活も10年も経てば、社内で一通りの仕事をこなせるようになります。 そんな自身の成長ぶりにある程度満足する中で、周りが転職したり、起業したり何かしらの変化を起こそうと一歩踏み出すのを見て自分自身も何かしなくてはならないのではないかと思うのは自然なことです。 もちろん私も多分に漏れず周りを見ては自分はどうあるべきなんだろうと考える一人なのですが、 よく世間で言われる指標は、「良い給料」とか「やりたい仕事」とか、はたまた「

          どんな名声を手にしたいですか。