初めての床屋問題(大阪72日目)
初めて、大阪の床屋へ行ってきた。
天満橋筋商店街から脇に逸れた道沿いの、小さな床屋さん。
大阪に越してきて、床屋ってどうやって探すんだろう、街歩いて適当に入るのかなあ、そんなん怖いやん、「食べログ」みたいに店選びの参考になるようなサイトがあればいいのに、と思いながら、Googleマップで検索したら、評価やコメントのついたデータがワラワラと出てきたw
今の時代はなんでも評価されて大変やなあ。
などと呑気にデータを見ていると、ある店舗に「土日祝日休み。が好感持てる」というコメントを発見。店の名前も色々考えた結果の「SHAA@」。このわけわからん感じが良いw
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ぼくは高校のクラスメイトで理容師のTっぺに30年近く髪を切って貰っていて、全て「お任せ」でやってきた。「最近暑くなってきたから短めにしておいたよ」などと事後報告を受ける。主従逆転。
なので、今更「こんな風に切ってください」ってオーダーは難しい。
宮崎で3月末に切って貰った日、Tっぺに「次回からどうしよう?」と不安を訴えると、その場で前後左右の写真を撮ってくれて「こんな風にしてくださいってオーダーすれば良いよ」とアドバイス貰った。なるほど。
その後、仕事で帰省する機会があって4月・5月もTっぺにカットして貰ったんだけど、いよいよ大阪デビューのタイミングがやってきたのだ。
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で、「SHAA@」のご主人に写真を見せながら「こんな風にお願いします」と言ったら、「んーこれ何ミリです?」と聞いてきた。
ミリ?
ひょっとしてバリカンの長さか?
「あー、全然わかりません」
「たぶん、5、いや3ミリかなー」と言いながら、バリカンの刃をセットしてぐいーんと刈り始めた。
「これまでどこで切ってたんですか?」
「えー?宮崎から?それは遠いところ大変ですね」
「昔、うちにいた子も宮崎出身で、てげてげ、てげてげ言うてましたわ(笑)」
決してお喋りではないけど、ゆっくりとそんな話をしながら手は止まらず、あっと言う間にカット終了。髭剃りもサクサク終えて、奥さんが優しく髪を洗ってくれて、お会計は1900円。安い。
若干、仕上がりが違う気もするけど、まあ気持ちの良い店なので全然大丈夫。
良い店を見つけた。
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