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Amazonの3大アイデアから学ぶ【ベゾスレター】

今夜は、タイトルにあるようにAmazonの3つのサービスを紹介します。

このテーマにした理由は前回上げたAmazonについてのnoteに過去最多の10いいねが付いたので、続編ということで書いてます(笑)

↓前回のnoteはこちら

目次
-Amazonの3大サービス
-マーケットプレイス
-プライム
-AWS
-最後に


Amazonの3つのサービス

過去20年間、当社はリスクをとりながら社員一丸となって取り組んできました。運が味方してくれたこともあり、現在は私が「生涯の伴侶」だと思っている3つのサービス──マーケットプレイス、プライム、AWS──と蜜月を重ねています。3つのサービスはどれも最初は果敢な賭けでしたし、堅実な人からはうまくいくはずがないという声が(頻繁に!)届きました。ですが今になってみれば明らかでしょう。本当に幸運なことに、どのサービスも非常に優れたものになったのです。

2014年に株主へ向けた手紙でベゾスはこう書いています。
Amazonの3つの柱となるサービス
・マーケットプレイス
・プライム
・AWS

それぞれどのいった収益モデルで、なぜ成功したのか分かりますか?
僕も初めはふんわりとしていたのですが、知れば知るほどアマゾンの凄さを実感することなりました。

それでは1つずつ紹介していきます。


①マーケットプレイス

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1999年、アマゾン以外の売り手もアマゾンを介して商品を販売できるサービス【ZShops】をリリースしたが売上は全体のわずか3%だった。売上低迷の要因は売り手ごとの掲載ページが分かれていたことで、見づらく使いづらいという点だった。しかし、マーケットプレイスでは売り手の掲載ページを統一し、同じページで商品の料金比較を可能にしたことで2018年には売上が全体の58%までに成長した 。

このマーケットプレイスの売上ポイントは2つある。1つが、アマゾンが販売している商品の売上。2つ目が、アマゾンマーケットプレイスを利用している出品者からの販売手数料だ。2018年には、世界全体の販売数のうち58%が出品者によるものとなっている。

出品者はアマゾンへ1品あたり約15%の手数料を支払う。その代わりにアマゾンの顧客ベースと物流センターというインフラを活用できる。このインフラこそアマゾンをここまで大きく成長させたのだ。

②Amazonプライム

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2002年までアマゾンには「顧客が最後まで買い物をしたくならない理由」があった。それが「配送料」である。これを払拭するために25ドル以上の注文は送料を無料にするという【フリースーパーセイバー・ショッピング】というサービスを開始。これが世間の反響がよかったことから3年後の2005年にAmazonプライムを仕掛けたのである。

年間79ドル(約8,000円)で会員になると、無料の2日配送が何日でも利用できる。さらに、1回の注文につき追加料金を3.22ドル(約300円)支払うと翌日配送への切り替えが可能となる。

2020年現在、Amazonプライムの会員数は1.5億人を上回る。そして、1年間で1人あたりの顧客がAmazonに費やした金額がかなり衝撃的だ。非会員の支払い額と比べてみてほしい。

非会員:1年あたり平均600ドル  (約60,000円)
会員    :1年あたり平均1400ドル   (約140,000円)

約4倍もプライム会員の支払い額が多いことがわかる。ここから会員のアマゾンへの満足度が高いことがよく分かる。そして、この【Amazonプライム】が成功した要因は、何より「顧客主義」を貫いたことだ。顧客の悩みを第一に考えて優先した結果が表れてるのだろう。

③AWS(アマゾンウェブサービス)

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AWSのターゲットは、ソフトウェア開発者である。開発者は常にストレージや計算容量などの問題に直面していましたが、AWSはオンドマンドのクラウドコンピューティングを従量課金で利用できるように実現したのだ。

オンデマンド・・・ユーザの要求があった際に、その要求に応じてサービスを提供すること
クラウド・・・ユーザーがインフラ※やソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用する考え方」のこと

当初、このサービスを導入したのはスタートアップで、これまでより速く事業を始められるようになり、「ドロップボックス」や「エアビーアンドビー」などの会社も立ち上げ時から今に至るまでAWSを利用している。

このAWSの強みは、将来何年にもわたって金銭的リターンを得られる可能性があるということ。というのも、最終的には世界中のサーバやネットワークデータセンター、インフラストラクチャーソフトウェア、データベースなどあらゆるものに対しての支出を取りこめる可能性があるからだ。

このAWSの成功の要因は、過去十数年もの間に蓄積してきたノウハウを顧客に分配する形でサービス化した点だろう。他とまったく異なるサービスであることから、意義ある事業というだけでなく、今後の金銭面でも魅力的なサービスである。

最後に

いかがでしたか?以上の3つがAmazonの柱となるサービスです。
今、Amazonは4つ目の柱となるサービスを模索中です。それにあたるのが、【アマゾンブックス】や【アマゾンゴー】どれも魅力的なサービスなので、こちらも次回紹介できたらと思います。

さて、Amazonの3大サービスについてインプットする中で気づいた共通点があります。それが「顧客主義」だということです。Amazonのブレないところとして、いかに難しい顧客の課題であっても解決しようと努力しているところだと思いました。

次回作では、このAmazonの「顧客主義」についてどのような考え方があるのか?をもっと深掘りしてお伝えできればと思います。





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