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自宅で動画を制作しよう

今日はロジックの話でも田舎の話でもなく、ちょっとした近況報告を。

新型コロナの関係で在宅ワークを強いられて急遽Webカメラ等の設備調達に走った方も多いと思います。研修講師をしている私も例外ではなく、自宅からオンラインでセミナーをやったり会議をする機会がいきなり増えたので、ちょっと環境強化を図りました。

会議用途だけだったらノートPC内蔵のカメラ&マイクでもそれほど問題ない場合も多いようですが、講師をやろうとするとそれでは写りが悪い、音声が悪いというのがちょっと問題なのです。

そこでどうしたかというと、現在はこんな感じでシステムを組んでます。

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2世代ぐらい前の古いスマホにiVcamというアプリを入れてカメラ画像をPCへ転送し、それをPC側でカメラデバイスとして認識させてYoucamという映像制作ツールへ流す。Youcamで映像のトリミングやエフェクトを(必要なら)かけて、それを録画する、あるいはZoom等のツールへ配信する。Youtube等に動画ファイルをアップする際は、録画した画像をAviUtilというツールにかけてクロマキー処理等の編集・加工をして作ります。

音声について、もともとはUSBヘッドセットのマイクを使っていたんですが、やや音質に不満がある&ヘッドセットを使いにくい場面もあるので別にスタンド型のを調達することにして、買ったのが Snowball と Maonoというコンデンサーマイクです。最初に買ったのがSnowballで、音質は十分でしたが指向性がなく周囲の環境音も拾いやすいので、指向性の高いMaonoを追加で調達。

Maonoコンデンサーマイク。なんだかプロっぽい。

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こちらはSnowball White。カワイイですね。

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カメラについては、もともと数年前に買った安いWebカメラがあったのですが、それは画質が鮮明でなく、かつフレームレートが低くてちょっと動くとブレブレになってしまうのでやはり新しいのを買おう・・・と思ったらこれが新型コロナの影響で低価格品は軒並み在庫切れ。数万円クラスの高いのは即納品がありましたが、そこまでお金をかけるほどのものとも思えない。

で、どうしようかと考えているうちに知ったのがスマホのカメラを使う方法があるということ。iVcamというアプリをスマホとPCの両方に入れると、スマホのカメラをPCに接続したカメラのように扱えます。これが案外画質がいいので普通の人はこれで十分かもしれません。

というわけで古いスマホをWebカメラ代わりに設置した状態。ディスプレイの前にフレキシブルアームスタンドを立ててクリップでスマホを挟んでいます。

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ちなみにスマホに付箋紙を貼ってあるのは台本のカンペです。最初はカンペをPC上のエディタに作っていたんですが、撮影途中でそちらに視線が動くと落ち着きがなく見えるので、カメラ目線のままでカンペを読めるようにスマホのカメラ位置の直下に貼ってあります。

これで一応動画撮影もできるようになったのですが、撮影する都度このカメラをセッティングするのはちょっと面倒、かつ、iVcamの動作がいまいち不安定な現象もあったため、やはりUSB接続のWebカメラを買うべきか・・・と考え直して購入したのがこちら。

ウェブカメラ Vitade 960A LEDライト 付き

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レンズの周りにリングライトがついていて顔を明るく照らせるというのも長所らしいのですが、実際使ってみたところ、メガネをしている人には向きません(^_^;) メガネに光が反射して変に見えます。

しかしながら、現在、Zoomでミーティングやセミナーをやるときはリングライトを消して主にこのカメラを使っています。照明は別に当てています。一方、Youtubeに挙げる動画を録画するときはスマホカメラを使っています。実は、スマホカメラのほうが緑の発色がいいんです。

下記の写真、左側はスマホカメラ(Zenfone 3DX)、右側はVitade 960Aです。同じライティング、ほぼ同じアングルでこの差です。スマホのほうが緑がハッキリ出るのでクロマキー処理がしやすいため、AvitUtilでクロマキーをかけてYoutube等へアップする動画を作る時はスマホのほうを使っています。

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クロマキーをかけるとグリーンバックがこんな感じに化けます。

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(なお、Zoomのバーチャル背景に使う分にはVitade 960Aの発色でも問題ありません)


YouCamの用途は主にトリミングです。普通に撮ると画角が広すぎて余計な背景が写ってしまうため、YouCamでグリーンバック以外の部分をトリミングして録画したりZoomに流すわけです。

この他には照明機材も買いました。普通の家庭にある天井照明だけだと顔が暗く写ってしまうため、会議には良くても講師としてセミナーで話すようなときには向きません。というわけで照明機材を買ってディスプレイの後ろに設置して使っています。

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左側の白く発光しているプレートが撮影用LED照明、その前にぶら下がってる白い垂れ幕みたいなものは梱包材の余りで作った手作りディフューザー(笑)。私は右側のフレーム外に座ってます。

ちなみにクロマキー用の背景布とそのスタンドも買いました。

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誰ですか? 本棚がゴチャゴチャですねとか言っているのは!(笑)

ある友人が僕の本棚を見て、SONYの研究開発職の仕事場みたいとか言ってたんですが、そんなこともないだろうと思います。まあ、ハンダごてやら電子工作グッズが転がってるのは確かですが、あくまで趣味でやってるだけですからねw

とりあえずこんな感じで動画制作やWeb会議をやっています。かかった費用は照明や背景布も合せて5万円ぐらいでしょうか。まだ全然元は取れていませんがw

ちなみに↓こちらがそれで制作したロジック図解関連の動画チャンネルです。複雑な情報をわかりやすく整理する、ロジック図解のスキルアップを図りたい方はどうぞご登録ください!

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