失敗から学ぶ〜逃げではなく選択を
自分の人生で、早くやめればよかったと後悔していることが2つあります。ホストクラブとIT 系の会社に長く居たことです。
両者とも全くの未経験でしたので、その業界を知り得たのは貴重な経験となりましたが、長く居続けたのは害悪でしかありませんでした。
ホストクラブは、長く居続けたせいで借金返済が遅れ、結局その返済のために長時間労働を強いられる期間工として2年半ほど働く羽目になりました。
また、IT系では精神的に病んでしまい、2年弱社会復帰できずに受験勉強を名目に自宅療養をしていました。
新しい環境に飛び込むことは、自分の知見を広め今までであったことのない人間と知り合うチャンスもあるでしょう。
ですが、その業界が居心地悪くなり精神的苦痛の度合いが増したなら、迷うことなく辞めるという決断をしてください。
お金の心配をせず、自分の身体と精神の心配をしてください。辞めることは逃げることではなく、単なる選択肢です。この世界に無数にある、職場から所属しなくなるというただそれだけの事です。
『もう自分はここしか雇ってもらえない』などと思わなくても良いのです。はっきり言いましょう。あなたが居なくても世界は何も変わらないのですから。
あなたは世界からすればちっぽけな存在です。ですが、あなたを思う人はその人にとって唯一つの大切な存在ではないでしょうか??
仮に、誰からも愛されず思ってくれる人が居ないというならば、どうか自分自身を可愛がってあげてください。無理をしてその業界に、その会社にしがみつく必要性などどこにもないのです。
ホスト業界では、私より後に入って直ぐに辞めていった人間を何度も目撃しました。最短は一日です。入店したての若いホストが、営業後の朝に寮から忽然と姿を消したのです。
その若いホストが入店したその日に店でイベントが有り(そういう日はいつもより酒を飲むので)営業後に酔っ払った先輩ホストに暴行されて"飛んでしまった"というのが真相です。
ホスト内での暴行事件など日常茶飯事でした。そういうと、随分昔のホストの話だろうと反論が来そうですが、2013年当時はそういうことが十分にありました。
青アザを作り店に来ていたホストもいました。そういうのは大体先輩ホストから暴行されたものです。
メディアに出るホストは、そういう暗部を決して語ろうとしません。そういうのは一部の腐ったホストだとして隠蔽するのです。ですが、1年弱在籍しただけの売れないホストの私ですら数度に渡って見てきたのですから、暴力は日常茶飯事だったといっても過言ではないでしょう。
ホストについて詳しく知りたい方は #youtuber "アキの秘密基地" さんの動画配信を見ていただけたらより理解できるでしょう。
彼は売れているホストはゴミクズだなどと一見すると過激な発言をしていますが、元ホストからしたら異論はないです。まあ、良い人間で居たら売れる世界ではないです。
私はホストを"飛んだ"事実を数年間引きずりました。ああ、また自分は逃げてしまったのだ‥と。その後悔の念と自責の念から、しばらく新宿に行くこともためらっていた程です。
ですが、今では辞めたことは正しい選択肢であったと自分の中で心の整理が付きました。
それは、逃げではなく選択肢であったと。IT系の仕事の場合も同様です。
結論：いま、自分のしている仕事に限界を感じているなら
身体も精神も病んでしまうようなら、絶対に辞めてください。辞めることはその職を辞めるというただそれだけの事です。そこに弱さや逃げという情報を付け加えるのはあなたの主観であったり周りの評価でしかありません。
あなた自信の選択に間違いはないのです。もしかしたら、職場の人はあなたを思いとどまらせようと躍起になるかもしれません。
私もホスト時代、辞めたいとの旨を伝えても相手にされませんでした。
そのような場合は、第三者を立てて辞職したいと伝えましょう。
退職代行という選択肢もあることを忘れないでください。
では、これにて私の失敗談を終わりとします。私の失敗があなたの成功へと繋がりますように。