おやすみ、

深夜3時42分。もうすぐ4時になってしまう。冬は日が短くて夜が長いから、遅くまで起きてても罪悪感が薄れる。

明日は昼から遅刻できない用事があるから、寝坊できない。早く起きなきゃいけない。こういう日に限って寝れない。本当に本当に寝れない。

ベッドに入ってなぜか浮かんでくるひと夏の恋の人。私は好きだったんだなあと寒くなってから気づいた。冷えた空気が私を冷静にさせようとする。あの人には彼女がいて、わたしはn番目の女だったのに。それでも好きだった。君だけだよってベタな言葉も嬉しかった。毎晩の電話も楽しみでしかたなかった。熱に浮かされて気づいてないフリをしてたけど、わたしはもう夏の暑い日から好きだってどこかでわかってた。

「手」という映画を見た。自分を見ているようだった。わたしにおじさんと付き合う趣味はないけれど。わたしも身近な誰かとめちゃくちゃに愛し合ってみたかった。寒いからかな。寒いからってことにしておけば人肌を求めても許されるような気がしてしまう。自分で抱いておいて「簡単に身体を許さなければすぐ彼氏できるよ」だなんて言ってくる人は本当に地獄へ落ちてくれ。それを一番わかってるのは他の誰でもなくあたしだよ。


あの時まっすぐお家に帰ってたら相手はどう振舞ってくれてたのかな、セックスでしか繋ぎ止められない気がして流れでホテルに行ってしまった。絶対に違ったなと終電で帰りながら思った。久々に離したくない人に出会えた。また既セクにガチ恋する季節が戻ってきたな、年2ですか。春にはブロックされているかもしれないのになあ。やれやれ。明日どうなるかもわからない私たちのブロックボタンひとつで切れてしまう関係はパターン化されたエモの中に何もかも収まってしまうのだろうね。

寂しいね、わたしはこんなに好きなのに。
あなたはどうなの?好きだよなんていえたらね。彼女にしてよって、いえたらね。

そんなこと書いてたら眠くなってきた、おやすみなさい。明日は健康な心でいられますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?