見出し画像

平成14年の集い

ライブの感想あれこれ。

12.3

下北沢にての翌日、新代田crossing にて、民やんさん率いる見放題プレゼンツの弾き語りイベント。


自分はなんとかバイトの出勤時間遅らせてもらってチケット買って行った。


自分も平成14年の代なので、同じ年の3人の弾き語りすごく聴きたかった。、し、樂さんの弾き語りはもちろん、Blue Mash優斗くんの東京ラストティーンが弾き語りで聴きたかったのが結構大きい理由である。


花菜ちゃんから始まったこのライブ、どちらかと言うと、というか、全然口数が多くない樂さんのMCをいつも聴いている自分からしたら、from大阪の2人の饒舌さにびっくりした。

フロントマンてこんなに喋るんが普通なんか?
樂さんが喋らなすぎてるのか?
花菜ちゃんと優斗くんが喋りすぎなのか?

多分両方な気がする。けど、大阪人はやはり話が面白かった。
樂さんがつまらないってわけではない、決して。

レトマイもBlue Mashもライブは見たことあったので、2人の歌が持つパワーを感じたことはあった。


花菜ちゃんの力強く、けどどこか繊細な歌声は聴き入ってしまった。

女の子だからこそ共感できる歌詞もあったし、自分が同性だからこそ貰えるパワーもあるといつも思う。ベタだけど君と夕焼けがわたしはかなり好きだし、アイオワの寒空の下でよく聴いてたので、それを思い出していた。好きな人に彼女ができていて、あたしはそれを匂わせみたいなストーリーの投稿で知って、そこから月日は流れていたのに、好きな人のインスタに彼女の投稿が増えるのをただ見ていることしかできなかった。もう学校ですれ違っても会話すらしないけどナ。とか色々思い出すこといっぱいあった。
樂くんと優斗くんとの出会いの話は本当に面白かった、どっちも花菜ちゃんのモノマネが特徴掴んでいて想像に容易かったし!
バラードはしっかり聞かせるけど、楽しい曲はみんなお客さんノリノリで聴いてた。


樂さんの歌は本当に優しくて、温かくて、私はいつもKOHAKUは冬の日の太陽みたいなバンドだと言ってるのだけど、その大半を形作っているのは樂さんな訳で。それをさらに実感した。前日もメメフェスステージで樂さんの弾き語りは聴いたが、この日はタイトルもついてない新曲をやってくれた。とても優しくて何気ない日常でさえも愛したいと思わせてくれる素敵な歌だった。
なんでもいいからいなくならないで、とか、笑えなくなったらすぐに言ってとか。本当に相手を思うからこそ出てくる言葉に溢れていて、優しかった。詩的で、でもどこか日常的で。やはり樂さんの書くうたは本当に好きだ。
なぜか、ずっと樂さんのこと、樂くんて呼んでたのに、最近、樂さん呼びになってしまう。多分本人の前では樂くんて呼んでる気がするけど。
今年一年いろんなところでKOHAKUを見てきて、樂さんはあまり人の目を見て歌うのが得意ではないのだろうなと思っていたのだが、最近のライブでは、MC中にお客さんの目を見たり、歌いながら人の目を見ているなと感じることが増えてきて、それがさらに、多くのひとに樂さんがこめた想いが届く要因になっているのだと思う。

トリはBlue Mash優斗。彼は本当に命を削ってバンドをやっているような人だと思う。今年の6月にBlue Mashを初めて見た日から、彼の印象はいい意味で一ミリも変わったことはなかった。何度見ても全力で、ステージに立っている1秒も無駄にはしないという心意気がひしひしと伝わってくる。いつもライブを見る時、怖いから後ろにいるのだけど、気づいたら真ん中くらいまで突っ込んで行きたくなる。自分も全力をぶつけたくなる。そんなライブをいつもしていると思う。どうやら、この日は起きたら全く声が出なかったらしく、それも下にてに全力を注いだ証拠だなと私は思った。優斗くん、ほんまによく喋ってた。一曲歌うごとにめーちゃ喋ってたけど、それが優斗スタイルらしい。結構高音が辛そうだったけど、気持ちは十二分に伝わってきた。MCで「最近バンド界隈で、パクリが流行ってんすよ」というブラックジョークを発していて、笑ってしまった。彼が、東京ラストティーンを書いたときに参考にした曲とやらがあったらしく、それを披露してくれた。この日、唯一カバーを披露したBlue Mash優斗。このカバーが非常に良かった。グッナイ小方の「きみは、ぼくの東京だった」という曲だった。この日から、東京ラストティーンとグッナイ小方を交互に聴き続けている。
東京に住んでいない田中優斗が書く東京の歌。初めて聴いた時から今までの曲とは少しテイストが違うなと思いつつ、彼が込めた思いはまっすぐ伝わってきた。弾き語りだと特にそれが伝わってきた。最後に歌った春のままもすごく良かった。曲の前振り含めて。

終演後の物販でnote読んでますって言ったら、すごく喜んでくれた。

本当にBlue Mash優斗のnoteは面白いので読んでほしい。
ただ、今日時点で最新のnoteのギターの写真に、部屋散らかっててごめん的なことが書いてあるのだが、全く散らかってないのでそこだけは訂正してほしい。

私の部屋の方が5億倍くらい汚いので。あの部屋で散らかってたら、私の部屋汚物でしかないので。


今回の弾き語りは、3人が花菜ちゃんのエレアコで演奏していたが、同じエレアコのはずなのに、それぞれ全く違う音に聴こえて、それぞれの色が出ていた。
同じエレアコとは思えなかった。

そんなこんなで満足感でいっぱいの中、新幹線に飛び乗って名古屋に戻り、しっかり働いた。

弾き語りイベントでしか感じられないこと、たくさんあると、改めて実感したので、また組んでほしいと思った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?