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まず、バルセロナのY氏に連絡を

さて、こうしてアヴィニヨンのホテルに舞い戻ることになったわけですが、実はそれよりも前にしておかなければならないことがありました。

連絡先を日本に置いてきた。

それは、バルセロナで宿泊をさせていただくことになっている日本人の知人Yさんに連絡をつけておくことでした。Yさん方には元日の午後には到着することになっており、ストのため、翌2日夕方になるという連絡です。ところが、うっかりしたことに、その人の電話番号、住所、メールなどをパソコンからメモしてこなかったようです。バルセロナのそのお宅は25年前にお世話になったところであり、油断があったようです。

ガラケーが役に立つ。

自宅にいる妻に頼んで、わたしのパソコンを開いて、フランスのストのため遅れる旨をメールしてもらうことにしました。

 わたしのガラケーの携帯は、非常のときのためにバッテリーを温存しようと、旅のあいだ、電源は切ってあります。使うべきはこのタイミングでしょう。フランスの1日朝は、日本では元日の午後から夕方のはず。携帯でメールしたところ、わたしのパソコンから対応したとの返信がすぐ来て、とりあえずは安心しました。あとは、バルセロナでパソコンのメールの確認をしてくれることを祈るのみ。

話は前後しますが、とりあえず、すべきことはしたので、アヴィニヨンTGV駅からアヴィニヨンの街に戻ることにしたのです。

ただ、もう退屈になりかけていた塀の中の街です。それでもお昼の調達はあるので、まだ歩いたことのない方角に行ってみました。法王庁のウラのほうです。すると、けっこう、商店街みたいなところもありました。もちろん、1月1日ですからほとんどのところはシャッターをおろし、ほとんど人通りはありません。

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裏通りへも。塀はもうすぐそこです。

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もう少し歩くと、塀の外に出ました。

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塀の内側に戻ることにしよう。

先ほどから気になっている案内標識があります。シアター? ホール? とにかく、行ってみよう。壁面、草に覆われている建物、それだ。

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中に入ってみると、なまの牡蠣を食べている一団。ワインを売っている店、アジアの惣菜を売っている店。中央市場だったのです。わたしは、生春巻きと焼きそば等々を買い込んで、部屋に持ち帰って食べることにしました。

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わたしの部屋

途中、ホットワインも買いました。わたしの部屋はエレベーターの扉のヨコで、その脇はちょっとした書斎コーナーのようなところがあり、コーヒーを飲んだり本を読むのにはうってつけ(下の写真の右下のドアがわたしが宿泊した部屋)。わたしの占有スペースでした。

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お昼を食べて、テレビをつけたら、フランス語吹き替え版の『バック・ツー・ザ・フューチャー』をやっていました。たまにはこうして休養するのも悪くはない。

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わたしがブリストルホテルで見かけた団体旅行のお客さんは、日本人も中国人も、みな1泊でしたが、わたしはに4泊もすることになり、毎日入れ替わるフロントデスクのスタッフの皆さんとはすっかり顔なじみになりました。こじんまりとアットホームなホテルです。

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