
介護職が自分を介護してみた 第1章 初回アセスメント③
今回は、「活動」に関するアセスメント。
ここは、課題だらけだ。
本連載のこれまでの記事はこちら
プラス面から振り返る。
・おおむね自立してる
自分でこう答えたけど、本当にそうかな?
ICFの分類でもう一度確認してみる。
興味のある方は参考資料のコチラをみてほしい。
ADL(日常生活動作、例えば歩く、座る、起き上がる、排泄、食事、入浴等)は客観的に見ても「自立」だろう。
いや、「自分の身体を洗う」は怪しい?!
(前回のアセスメント結果)夜、お風呂に入らないで床で寝てしまうことがしばしばある
「声掛けがあれば自立」
ひどい場合、
「見守り」も必要かもしれない。
風呂に行こうとして、準備している最中に、寝落ちはあるあるだ。
他にも怪しい項目が…
「安全に注意すること」「注意を向けること」
新たな課題発見。
私は、週に1回は転ぶ、1日に約1回の頻度で物を落とす
そして、トイレにはまる。
生まれて初めてトイレにはまりました。
— もりちか@介護深掘り工事 現場監督 (@erikomorichika) June 27, 2019
物理的に。
考え事をしながら、飲食店のトイレへ行って、
便座があがってるのに気がつかずに、ハマりました 泣
その後、すごくブルーになりました。
介護現場でも起こったりする事故。
考え事しすぎに注意です! 苦笑
さらに、ホームと電車の隙間に靴を落とす。
【冷笑より、共に爆笑を】
— もりちか@介護深掘り工事 現場監督 (@erikomorichika) March 13, 2019
通勤中、靴を片方、うっかり溝に落とした。
片脚靴下で電車に乗って、街中を歩いた。
こういう時は、堂々としていた方がいいと思い、胸を張り、颯爽と歩く。
しかし、残念ながら視線が集まり、冷笑を感じた。
シンデレラ症候群とでも言い、一緒に盛大に笑ってくれよ!
よく、車にひかれそうにもなる。本当に笑えない。
この点は、命にかかわるので、緊急性が高いと言える。
原因は、「思考が止まらない」ことだ。
一方で、プラス面を見つけることもできた。
それこそ、
「思考」
だ。
なんと、皮肉なことであろう 笑
「思考」という活動ができすぎるせいで、注意散漫になっているという。
活動は、やれていればOKということではなく、
当たり前であるが、やりすぎもNGなのだ。
そして、バランスを考えないと、時間の制限により、できる活動は限られるので何かを犠牲にしてしまうということになる。
例えば、1日中入浴していたら、さすがにやばい 笑
他にも、すごく出来ていることがあった、「書く」。
「書く」ことは、私にとって生きることだ。
かっこいいこと言ってる風であるが、切実だ。
さぁ、次にマイナス面を深めていこう。
・掃除、洗濯が溜まる/・自炊できてない
きました!いわゆる「家事」系。この企画のメインテーマでもある。
なぜできないのか
・時間がない(本当に?)
・苦痛(本当に。)→じゃあ楽しむ方法は?どうすればできる?
生きるのに支障はないが、健康面、心理面に悪影響を及ぼしまくっているので、ここは改善していきたい。
お休みに一気に洗濯。野球部のマネージャーのような量の洗濯物をコインランドリーへ!(汗)
…野球部のマネージャーの洗濯物の量知らんけど(笑)
最後に、ICFとは視点が異なるマイナス面2点について考える。
・家にいると、何もする気が起きない
なぜだろう。
・家に帰るとスイッチがOFFになってしまう。
・家に帰った途端、ソファーに座って、そのまま寝てるのが習慣化。
・家帰っても、もう少し仕事しようかなという意識もあったりして、その意識により、悪あがきを中途半端にしようとして、メリハリつけて寝る準備ができない。
・表現活動をしたいのに時間がとれない
「書くこと」以外にも、歌ったり、踊ったり、絵を描いたり、が大好きで、没頭できることである。私にとってこの時間は、
・ストレス解消
・脳のマッサージで思考の幅をひろげる
・楽しい
といった点で重要だと考える。
(PS.介護マニアの方向け情報。)ーーーーーーーー
ICFに「歌うこと」がコミュニケーションに含まれているのはなかなか興味深い。
気づき
・ICFで網羅的に再アセスメントすることで、新たな課題が発見できる。
・活動は、「できる」だけではなく、バランスが大事。限られた時間でどう自分に合った配分でそれぞれの「活動」ができるかを考える必要がある。