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さあ、ブランドストーリーを語ろう

介護の応援クリエイティブディレクターの舟木です。
昨今ブランディングというキーワードが当たり前の時代になり、企業の広報担当者はブランディングの為に何ができるのかを模索しているのではないでしょうか。
ブランディングを行うにあたり必ずといっていいほど出会うのが、「ブランドを語る上で物語を大事にしなさい」という言説です。
創業者の考えや、顧客と向き合う際の心構え、企業として発展した時の話。そのストーリーを語ることで共感を誘い、愛されるブランドに近づく。
この方法は現代のブランディングを行う上でセオリーとなっております。
しかし、単にこの手法を続けていくとやがて限界を迎えることになるでしょう。
その理由は、語っている多くのストーリーは過去のものだからです。
昔話を多少盛って話すことはできても、存在しない話を語るのはできません。そしてやってもいけないでしょう。
そこでブランドストーリーを活かしコンテンツを増やす方法についてこの記事ではお伝えしていきます。


ステップ1:スタッフにブランドストーリーについての話を聞く

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まず働くスタッフにブランドの話を尋ねてみましょう。
企業で働く前は採用試験に合格する為に、企業の歴史やブランドストーリーについて調べているでしょう。
しかし、採用後にブランドストーリーを意識して働かれているスタッフはどれ程、いるでしょうか。
そこで、是非スタッフに所属する企業の生い立ちやブランドストーリー、理念について話を聴く機会を作ってください。
「この会社の歴史って知ってる?」「創業者がどんな人だったか知ってる?」など話を聞いてみてください。

その後、改めてブランドストーリーについて伝えてください。
そうすることで、社員の自社に対する理解が深まります。自社に対する理解は働く為の動機の1つになります。
理念を理解することで、スタッフが自分の仕事が何に繋がるのかが分かり易くなるからです。
昨今の若者は仕事に目的ややりがい、意味を求めます。その意味を作る為の助けになります。
また、その理念やストーリーに共感をすることで、自社への愛着を深め、離職を防ぐ可能性があります。
ですので、まずはじめに、所属する企業の生い立ちやブランドストーリーについて話を聞く機会を作ってください。


ステップ2:スタッフにブランドストーリーを語ってもらう

スタッフの方にブランドストーリーを改めて伝えた後は、ブランドストーリーについて語ってもらいましょう。
例えば、「仕事を通じてブランドらしさを感じることは?」「一緒に働く仲間のこういうところはこのブランドっぽい」と話してもらう。
話してもらった内容を動画や記事などのコンテンツにすることで、自社のブランディングに役立つコンテンツになります。
求職者にとって実際に働くスタッフの口からブランドストーリーを語ってもらうことは、そのブランドをより身近に感じてもらうきっかけになります。
また、求職者が自社のブランドについて語る社員の様子を見ることで、働いている人は自社に愛着があるのだろうなと感じてもらえることでしょう。

自社が好きなスタッフがいる会社と自社が好きそうではないスタッフがいる会社であれば前者の方がより惹かれるのではないでしょうか。
是非、自社のブランドについて話を聞くだけではなく、話してもらうことで既存のブランドストーリーを更に充実させましょう。


企業のブランディングとブランドストーリーは続く

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ここまで企業のブランディングを行う上でストーリーを語る手法がよく見られること。
また、ブランドストーリーを活かしコンテンツを増やす方法についてお伝えしました。
社員の自社に対する愛着を深める為に、また求職者から選ばれる為にも、ブランドストーリーを伝える方法に取り組んでみてはいかがでしょうか。
介護の応援ではクライアントのブランドストーリーを形にするサービスを行なっています。Web制作、動画制作、パンフレット制作など幅広いサービスで貴社のブランドストーリーを届けたい人に届けます。


おまけ

介護の応援を運営する木万屋商会の歴史について少しお話をします。
明治20年、西暦だと1887年に刃物の老舗の木屋に勤めていた万助が自分の名前の「万」の1字を入れて木万屋という屋号で暖簾分け、独立したと聞いています。なお、万助が独立した際の業種は象牙の総輸入でした。象牙というワードから時代を感じますね。

その後象牙から紙の卸売り業へと変わり、そこから印刷業にも手を広げ、現在は介護業界の採用や入居者募集の支援まで行なっています。
時代や商材は変わっても顧客の満足を求める姿勢は変わりません。
以上、おまけの話でした。

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