決意して迎えた新しい自分
今年の3月、思いもよらない出来事が私の生活を大きく揺るがしました。 それは、膵炎で緊急入院しました。 突然の激しい腹痛に襲われ、そのまま病院へ向かいました。病気を経験していなかったわけではなく、数年前には胆嚢摘出手術も受けていましたが、今回の膵炎は予想外のものでした。深夜のことだったし救急外来へ行ったのは馴染みの病院で、少しだけ安心したのを覚えています。
さてそんなわけで即日入院確定で手術となってしまったのです。
膵炎の治療に専念するための入院生活が始まったわけですが、その時ふと思いました。 この際、前から気になっていた体の他の不調も一緒に治療しようと、と。その中で後回しにしていた気になる体の箇所を、この機会にしっかり治療を行う決意をしました。 入院という不安な状況の中で、ある種の開き直りとともに、自分の体をもう一度見直すプロジェクトが始まります。
最初は膵炎の回復が最優先でしたが、それが落ち着いた後、医師と相談しながら、3ヶ月ごとに気になる箇所を計画的に治療していきました。自分の体を見つめ直し、入院のたびに一歩ずつ体を整えていく。 大きな病気をきっかけに、体全体のリセットを図る計画実行。
治療が始まってからの生活は、思っていたより心に余裕が生まれたものでした。 日常の忙しさから解放され、自分の体とゆっくり向き合う時間を得ることができたのです。 心も沈みがちになると思っていましたが、実際にはそうでもなかった。
入院のたびに新たな発見があり、やがて自分の体への感謝の気持ちも大きく感じることができた。
9月に入り、ついに最後の入院治療が始まり月末に終わり、全ての計画が完了しました。振り返れば、3月からの9ヶ月はあっという間だったように感じます。治療され、今では体も気持ちも驚くほどスッキリしています。 まるで長い旅を終えたような達成感と、新しい自分に出会ったような気持ちです
季節は秋を迎え、涼しくなった風が心地よく感じられる今日この頃。 治療が全て終わったことで、心も体も軽やかで、まるで新しい季節と一緒に新しい自分が始まったかのようです。自己のメンタルと体のメンテナンスを気をつけて日々を楽しみながら、新しい挑戦に向かって進んでいきたいと思う。