井上弘保 パーソナルトレーナー@学問に特化した論理的指導を展開

〜経歴〜 ・三軒茶屋パーソナルジム「ELEMENT」統括マネージャー ・日本代表フッ…

井上弘保 パーソナルトレーナー@学問に特化した論理的指導を展開

〜経歴〜 ・三軒茶屋パーソナルジム「ELEMENT」統括マネージャー ・日本代表フットサル選手 ・湘南ベルマーレプロフットサル選手 ・東海大菅生高校、桐蔭学園野球部選手 ・ヨガインストラクター経歴4年

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【身体に備えられた反射機能】

人間の身体には、より効率的な動作をする為に様々な仕掛けが潜んでいます。 その1つが「反射」という機能です。 動きを巧みに操ったり、より力強いダイナミックなものにするにはこの反射という機能は欠かせません。 反射とは、ある刺激に対してその刺激に比例した強さで、「脳を経由せず決まったパターンの反応」が生じる現象になります。 具体的なメカニズムとしては「皮膚や筋肉の感覚受容器で生じたインパルスが、感覚神経によって脊髄に伝えられて、中枢神経内のある部分で、意思とは無関係に切り替

    • 【十分に発達をさせたい身体の3要素】

      アスリートに必要な身体能力と言えば、「バランス力・瞬発力・持久力」など沢山のものが挙げられると思います。 スポーツの特異性にもよってきますが、どこかに偏った身体は欠点が大きくなってしまいパフォーマンスの低下に繋がってしまいます。 このスポーツならこの能力を高めていこうとトレーニングのしていくのが、アスリートに必要な考え方と方法になってくると思います。 但し特異的なスポーツに限らず「どのアスリートにも共通して必要な土台があります」 ①脳・神経系に関するスポーツの巧さ ②

      • 【貧血の原因と対処法】

        今回「貧血」についてお話をしていきます。 日本人女性に多く、約25%もの人に発症しているとのデータもあり、その原因は生理現象や出産によって多くの鉄分を消費しているからとも言われています。 更に女性の方が「ダイエット」に積極的な為、ヘモグロビンの材料となる「タンパク質の摂取量低下」が主な原因となっています。 1、貧血とは 貧血とは血液中の赤血球内に存在しているヘモグロビンの濃度が低下することによって起こる症状となります。体内の酸素はヘモグロビンによって運ばれていく為、「酸

        • 【睡眠と肥満の関係】

          今回は「睡眠と肥満」についてお話しします! 世界と比べると日本人は「睡眠意識が低い」と見られていて、世界主要29か国の中で下から2番目というデータも存在します。平均睡眠時間は7時間43分(2015年総務省統計局)となっており、国民の約40%は6時間未満と結果が出ています。 睡眠不足になると自律神経の乱れに繋がり、身体的な不調に陥りやすくなります。 集中力の低下や肥満者の特徴として挙げられる為、早期の改善に取り組みパフォーマンスを向上させていきましょう。 〜寝不足が与え

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        • 解剖学
          1本
        • 運動生理学
          5本
        • 栄養学
          1本

        記事

          【スタミナアップトレーニングの視点とは?】

          試合で高いパフォーマンスを出し続ける為には、それ相応の「スタミナ」が必要になってきます。 一般的にスタミナとは何かと言われれば「心肺機能」と「筋持久力」で構成されていると言われています。 「心肺機能が低いからスタミナがないんだよ!」「もっと筋持久力系のトレーニングやらないと!」 その為にやるトレーニングとしては、有酸素運動の走り込みや低負荷高回数の筋力トレーニングが思い付くのではないでしょうか? これらの「手段」は僕を含め多くのトレーナーさんが実践をしています。 で

          【ストレスと肥満】

          今回は「ストレスと肥満との関係性」についてお話しします! 現代の日本人では睡眠不足・仕事・人間関係など、何かしらでストレス感じている人はかなり多く存在しています。厚生労働省の調査(平成29年)では労働者の人で58.3%が強いストレスを感じていると発表しています。 ストレスを抱えていると身体・精神的に歪みが生じて、不調を引き起こしてしまいます。今回はストレスが肥満にどう関わっているかについてです。 〜ストレスとホルモン分泌への影響〜身体・精神的にストレス受けた時、体内から

          【満腹ホルモンのレプチン】

          今回は「ホルモンバランスと肥満」についてお話しします! 人間は「何故太り続けてしまうのか?」という点になるのですが、本来脂肪を蓄え続ける生き物なのが人間になります。 体温の維持であったりとか、エネルギー源を確保する為とも言われています。 世界の肥満者を見ると、2016年の段階で肥満者(BMI25以上)が男性で30%、女性で19%まで上昇しています。年々上昇傾向にあるので、WHOでは「肥満減少」を優先課題として挙げています。 体重が数%減少するだけで、「高血圧・脂質代謝