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あおいろ

空の色が好きだ。

日本語で空の色と書く、みずいろとよく似たその色は、うすく、だが鮮やかな青色といえるだろう

英語でも sky blue といい、
韓国語でも 하늘색 ハヌルセ (하늘は空、색は色)
イタリア語でも celeste チェレステ(ラテン語で「空の」を表す caelestis から)という。世界中空はつながっているというけれど、言葉さえも同じとは。
(ちなみにイタリア語のchelesteは日本語の空色よりもう一段明度の高い色を指すらしい。そういえばヨーロッパの空の色は少し日本と違う。上の写真はイタリアのアルベロベッロに行ったときのもの。朝の青空だが少しうすーい色をしている。)

最近、特に青色に惹かれる。
青を基調としているものの方が落ち着くのだ。
白でもなく、黒でもなく、青。

一度は空にカメラのレンズを向けたことは無かろうか。
写真にハッと惹かれる時はたいてい青空がうつっている。
そういえば、アプリのアイコンも青色が多い。
もっというと、私の周りの人は青色が好きな人が多い。
青色の写真を撮る人、青色のものをたくさん持っている人、青い色が好きだと言っていた人、青色の洋服が似合う人。

なぜ、青色に惹かれるのだろう

青色が自然に多く含まれる色だからではないか
空の色、海の色、
日本人は、緑も「あお」とよぶことがある。
実際に若葉の色も、緑でありながら、どちらかというと青みが強いように思う。

青は色彩心理的にいえば「落ち着く」色だからだろうか。
清潔、冷静、そういう意味あいをもつ青色は使いやすい色なのだろうか。

一般的に、青空の色「スカイブルー」(明るい青)のイメージは、
「希望・解放感・オープンマインド・自立」など。
深海の色「マリンブルー」(暗い青)のイメージには、
「誠実・真面目・自律・鎮静」など、また「抑制・緊張感」など、があります。
その間の明るさに位置する「青」は、
「自立・自由・知的・冷静・集中・自律・理性」など、また「孤独・悲しみ」などのイメージと繋がることもあります。
(引用元:https://la-macouleur.com/column/color-blue-5)

空の色は、明るく開放感がある晴天の青
海の色というと、少し暗い光を吸収した青色のような感じがする。
特筆すると海面がきらきら光っているあの色が好きだけれど、たしかにそれは水色ではなく、それらに青の色味はなく、限りなく無彩色に近い。
そして、その間の「青」とはなんとなく人工的な青色を想像する。だから、悲しいとか、感情があるのだろうか。

私が好きな青色は少しくすんだ色のようだ。
自然に馴染むような、すこしだけ明るい灰色が混じったような。
空の色に近いのかな。
もっと、青色の言葉を知りたい。



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