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まじすと16回目お疲れ様でした!

こんばんは。
藤月かごめです。
本日は、『まじすと』というMTGAの大会に参加したので、その感想と反省を込めて記事にしました。
『書こうかな、どうしようかな?』ってたときに、主催者さんより「ねぎらいの言葉が欲しい」とのご連絡を受けたので、「え~、これでただ『おつかれさまでした』っていうのも芸がねぇな」って思ったわけじゃないんだからね!(めっちゃ思った)

まじすとってどんな大会?

 MTG関連のストリーマーさん(配信者や動画投稿者、記事を書いている人)向けのMTGAの大会です。つまり、この記事を書いているという行為自体が参加資格みたいなところがあります。
 予選が3日あって、スイスドローで各日から4人が本戦に進出して、その翌週に、本戦で12人による変則トーナメントで優勝者を決めるって形式です。
 配信などもアーカイブで見れるはずなので、よければ「まじすと」もしくは「MTG Arena Streamer Tournament」で検索してみてくださいな。
 私の前回参加したときの話も記事にしているので、お時間あったらそっちも見てね。

今回のデッキ

 さて、ということで。今回の本題。
 まじすとに待ちこんだデッキについての紹介と反省。
 正直、デッキを組むのが苦手でして、今回もできれば《引き抜き》で《血管切り裂き魔》を2体出して、ワンパン狙うようなデッキ考えていたんですが、どうにもうまくいかなくてですね。
『どうしよっかなー』って悩んでいた時に天の一声。
 私が所属している『upotu』というMTGAのチームがあるのですが、そのリーダーである黒音紅さんが「藤月さんって、『版図』って感じするよねー」と。
 正直、「おうおう、人のデッキを決めつけるとは、ええ根性しとるやんけ~」みたいに反発心を抱いたんですけどね。晴れる屋の『版図』の最新デッキレシピで練習開始。
「なんだよ…… 結構勝てんじゃねぇか……」
 なんだろうねー。
 コントロールとか、複雑なこと考えないで、こっちの強い動きを押し付けるデッキと相性いいんですかねー。
 野良試合で結構いい勝率刻みました。
 打消しが少ないし、相手のコンボを止めにくいって弱点はありますが、それでも『大会直前にいい戦績になっている』というのは追い風のように感じられまして、そのまま版図デッキで参加することにしました。
 ただ、版図デッキでミラーになった場合に、トップのめくりあい、マスと除去の押し付け合いで、すごく長引くことがありまして。勝てる勝てないが本当に運次第な領域に足突っ込み始めるので、ミラー対策に搦め手をいくつかしのばせることに。
 予選参加時のデッキリストは以下の通り。

版図(藤月SP)対ミラー重視


 メインに入っている《引き抜き》とか、サイドボードの一番下にある《ザンダー卿》とか。
 ザンダー卿、相手にとどめを刺せない能力って感じで、ちょっとフィニッシャーにはしにくいカードなんですが。
 ミラーだと、相手のデッキを半分にしたり、手札を半分にしたり、パーマネントを半分にしたり、一度通れば『勝ちやすい』盤面にはできるので。
 《引き抜き》で墓地から釣り上げて攻撃すれば、1ターンで場に出たとき、攻撃したとき、死亡したときの全能力も使えますしね。黒徳目で何回も出しなおしてもいいですしね。
 まぁ、版図ミラー、全く起こらなかったんですけどね!

予選戦績

 予選はDAY2とDAY3に参加しまして、DAY2の方で4戦全勝。
 最後の同率1位のオポーネント%で勝ちまして、予選DAY2を1位通過できました。
 マッチングの相性や、トップ引きの運がかなり良く。
 あと1ターン、全体除去が間に合わなかったら負けてたな。という場面もしばしば。
 今のアグロはやっぱり早いね。
 全体除去が太陽降下だと、ちょっと冷や汗かきます。
 とはいえ、デッキ全体にライフ回復手段もいろいろと入っているので、予選当時は、版図はやっぱり強いんだー!みたいに思いもしました。
 その後、「やっぱり版図はいま脆いな」という考えにはなりましたけど。

本戦前準備での考え

 まじすとは予選と本戦で、デッキを変えていいルールなので、1週間の研究タイムがあります。
 私も仕事の残業時間減らして、デッキを変えるかどうか、中身を改善するかどうかを迷いました。
 とりあえず、私が使っている版図の弱点から。
・序盤(1~3ターン目)は完全に準備の段階なので、早いアグロに悪しきられることがある
・デッキの動きが大振り(コントロールに弱い)
・サイドボード後に汎用対策カードが刺さりやすい
というのが私の考え。
 特に最後の『汎用対策カードが刺さりやすい』というのが致命的かなと感じていた。
 版図のデッキの中身は極端に言えば、『土地を伸ばすカード』『除去』『フィニッシャー』の三部構成。
 このデッキの中身だと、青白コントロールみたいな、クリーチャーが少なめで、打消しが多いデッキ相手だと。こちらから相手に有効なカードが少なくて、相手からこちらに有効なカード(打消し)が多く入れられる。
 黒系のハンデスもめっちゃ刺さる。土地を伸ばすカードだけ残されて、フィニッシャーだけ抜かれていったら、トップからめくれるの期待するしかないからね。そして、フィニッシャーの絶対数もそんなに多くないという。
 版図がマスカンのフィニッシャーをバンバン撃っているイメージって、アトラクサで手札補充できるからとか、黒徳目で何回も使いまわしているだけだから、数としては多くない。追放とかもめっちゃ刺さってくる。
 ということで、私は版図をあきらめて、青黒のコントロールか、赤黒のアグロ、白青黒のラフィーン系。このあたりを使おうかなと思ったんですが。
 練習期間が約2日(デッキ決めるとこまでが遅い)
 明らかに練習量不足になることが目に見えたので、私は決心しましたよ。
「練習不足で公開するくらいなら、使い慣れている版図デッキで挑もう」と。
 ということで、版図を再度、本戦でも使うことに。
 デッキリストは少しいじりました。

本戦版の版図デッキ

 本戦出場者のデッキ分布を見たところ、版図ミラーは起こりえないだろうという考えで、個人的おしゃれポイントだったザンダー卿と引き抜きは抜いてしまって、比較的一般的なリストに近い(?)版図になりました。
 完全に自分の動きの方を押し付けていく感じのデッキですね。
 まじすと予選では、同じくアトラクサを出してくるデッキで、墓地コンボ系もあったので、そちらへの対策が少し薄い気もしましたが、これ以上墓地対策に枚数を裂くと、アグロとかにひき殺されそうだったので、かなり枚数は絞ってしまいました。(ちょっとここは反省点。墓地コンボ、来るよな。と思ってるんだから、もうちょっと対策厚くしてもよかった。ベイロスとか、ハンデス対策に狙いすぎな気がする)

本戦成績

 予選の1位通過分でトーナメントシード権をいただいたので2回戦目から参戦。
 無事、墓地からフィニッシャーを釣り上げてくるデッキにひき殺されました。(あー!!!!)
 だから、言ったでしょ!墓地から釣り上げてくるデッキは強いって!
 なんで対策薄いの!
 そして、何でサイドボードで時間切れ起こして、メインデッキで第2ゲーム始めちゃうの!
 はい、ここは私のガバポイント。
 事前に「墓地コンボ絶対あるよなー」って考えていましたが、ちょっとデッキの使用カードが想定していたのと違いましてね。
「あれ?あのデッキには何を入れたらいいんだ? そして、何を抜いたらいいんだ!?」って思考バグを起こしました。
 結局サイドボーディングの時間切れで、墓地対策も入れることができずに第二ゲームをやって負けました。(とほほ)
 

おわりの反省

 今回の大会参加で、いつも通り、反省点としては『練習不足』があげられますね。もっと回数重ねていれば、墓地コンボ系とも何度も当たって、試行錯誤できたかもしれませんが、最後に本戦用のデッキを決めるときに、他のデッキにもおびえすぎて、墓地対策がおろそかになっていた気がします。
 対戦環境としては、やはり早いアグロと早めの墓地コンボ、そしてコントロールがそれぞれに厄介。版図デッキでそれぞれを睨もうとすると、なかなか骨が折れるなと。本戦前に思考的にはそこまでたどり着いていたのに、『デッキを変える』という勇気を持てなかったのがダメでしたね。
 自分の思考に自信を持ててない。
 サイドで無駄に時間切れ起こしたのもそう。
 自身の考えに確証がないから迷う。
 
 そうなんだよ。『迷っている』だけなんだよなー。
 私はあの時、多分、考えてはいなかった。考えられなかったというのが正確かもしれないけど。
 考えているふりして、答えがなかなか出ないとこに時間をかけてた。それが今回一番悪かったところだな。
 デッキを決める。サイドボードを決める。プレイングの方針を決める。
 全部、自信を持てるとこまでやらないといけないなと思った次第です。

おわりに

 改めまして、主催のぞんびさん。並びに運営の皆様。
 おつかれさまでした。
 楽しく参加することができました。
 腕を少しでも上げて、次回も参加できればと思います。
 参加者の皆様も、おつかれさまでした。対戦ありがとうございました。
 また、次の大会や、別の大会、Twitterなどでお会いしましょう。
 皆様のMTGライフが少しでも良いものであることを祈っています。

 それでは、あでゅ~!!

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