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能登

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能登の歴史の中から、思白いものを探して紹介します。
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記事一覧

現在280枚! 一年の茶道が、沢山の物語を与えてくれた……

 長谷川等伯を書こうと決意して一年半。そのために茶道教室に通い始めて一年。現在400字詰め…

一服の茶を点てる、所作の美しさを楽しみたい・・・

「人と会って、この人の本性はいったいどこのあるのだろうか、とあれやこれやと疑うよりも、一…

茶室で思う「幸福」の、私のルーツ―㊲

 先日、茶道の美人のおっしょさんに「茶室にいる時間に、一番の幸せを感じています」と、つい…

等伯を書き始めた -㉖

 とうとう「長谷川等伯」の小説の冒頭部分を書き始めた。その部分だけでも、安部龍太郎が描い…

「国宝-風神雷神図屏風」も能登人の作? -⑯

 長谷川等伯に関する資料を読み込んでいて、大変なことを見つけてしまった。まさに、欣喜雀躍…

草葉の陰で今は亡き妻が、一番喜んでくれる! ー⑫

 この数日、書く気力がなかった。というよりも、書くだけの精神的な余裕を無くしていた。それ…

長谷川等伯の古文書、文献資料集めの第一歩は、彼が生まれ育った七尾市史から……ー④

 長谷川等伯の数少ない資料文献探しを、はじめた。まず最初に手をつける文献は、地方行政団体が出した資料。一冊6000円。2冊欲しい。厳しい。  司馬遼太郎クラスになると、1000万円単位で古本屋から古文書をはじめ、古い文献を手当たり次第に買い漁る様なことをしていたようだ。私には、そんな芸当はできない。私の資料集めの方法は、ググッては一冊、ググっては一冊と地道に買い集めていくしか無い。さらには、興味深い古文書をヤフオクで見つけては、入札してハラハラドキドキしながら、終了の瞬間を

3年がかりの作品を応募。結果は重要だが、これも私の人生の一里塚……

 松本清張賞には毎回1600編の小説の応募があります。その中の1編に紛れ込みました。あと…

等伯を書くために、実在した人間をモデルにするアイデア………ー③

「長谷川等伯」を書くにあたって、「彼に関する古文書、文献がほとんど残っていない」と、「等…

生活の軌跡は全て「小説を書くため」。 だから、生きていける

 正直な話、7年前、東京では自力で生きて行く道が見つからない発達障害の長男のためにと、石…

今朝はBill Evansの「Waltz for Debby」で決まり

 今朝は、スケジュールが変則なので、朝起きて渡辺貞夫の「カリフォルニアシャワー」をYouTub…

前回はビジネス本。2冊目は、ついに念願の小説の発刊に漕ぎ着けました

 すでに、Amazon で発売していました。 しかも、なんと今なら、新刊発売のキャンペーン期間中…

寺へと続く坂道の脇にある大きな銀杏の木が、僕に電波を送り続けている

 長谷川等伯と言えば「松林図屏風」が、真っ先に頭に浮かぶ。  僕にとって、この屏風の絵は…

歴史に埋もれていた人物を浮き彫りにすることは、すごく魅力的だ!

 安部龍太郎は、長谷川等伯を題材にした「等伯」を執筆するにあたって、五年前から準備に取り組んでいた。等伯の生まれ育った能登の七尾市を訪れ、資料を集め、また、彼が生きた痕跡を求め、主人公の思考の手がかりとなるものを集め歩いた。  そんな中で安部は、等伯とは違う人々にも興味を抱き、一つのことに思い至ったという。 「男たちに取って戦乱に巻き込まれることは、覚悟の上での事。しかし、女や子どもにとっては、不運な出来事でしか無い。そんな状況の中でも、健気に生きていく彼女たち、彼らたちの姿