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[2024年1月]フリーランス活動報告と制作したMVの裏話 3年と6ヶ月目

こんにちは!動画クリエイター兼イラストレーターの無印かげひと(@kage86kagen)です。

今月も終わりですので、「今月の活動内容」と「制作に携わったMVのうち、今月公開されたMVの制作の裏側のお話」をしていこうと思います。

※なお、お取引き先との調整内容や機密事項は一切表記していません。「MVのここをこうした理由は…」や「ここはペイントソフトでこうして…」、「ここは実は○○をリファレンスにしていて…」などといった、あくまでも当方が担当した制作物のメイキングなどについてをお話ししています。します。


今月の活動内容

今月も元旦から早々、毎日MVばっかり制作していました。 
い つ も の。

ありがたい事に、昨年と同様に今年も1月早々から忙しくさせていただきました!
今月制作したMVについて紹介すると、今月は実に様々な表現を提案&制作させていただきまして、イラスト+MVの制作の他に、3D、Live2D、アニメーションなどを活用したMVをたくさん制作することができました。

繁忙期という嬉しさはありつつも、ここ2,3ヶ月ぐらいは自分のスケジューリングが上手い具合に調節できなかったため、アニメーションMVを2件同時に進行しなければいけないということもしばらく続いていました。
(しかも、両方とも3~4分尺で、イラスト・アニメーション数が40カットぐらい、これに加えて別件のMV依頼を複数請負い中という)

アニメーション制作を経験した事がある方なら共感してくれるかもしれませんが、アニメーションを制作するのは想像以上に時間と労力がかかります。
そのため、これを2件同時に制作していくことは「作業が楽しいから」というモチベーションだけで続けるのは、さすがに厳しかったです。

でも、いくら技術が備わっていたとしても、アニメーション制作というのは結局は地道にコツコツイラストを積み重ねていくことには変わりありません。
加えて、チームではなく個人で制作する場合は想像以上に孤独になりがちなので、依頼者の感想を励みにしたり、自分で自分を鼓舞しつつ、素敵なMVを届けられるようにこれからも努めていきたいと思っています。

なんだか今年の抱負っぽい文章になったな。


今月遊んだゲーム

今月遊んだゲームは、「League of Legends」を新規で始め、すっかりハマりました。このゲームは昨年あたりからストリーマーの配信を通じて、初めて存在を知りました。

初見で見た時は「タワーディフェンスゲームかな?」という第一印象があり、ルールは全く知らないけれどストリーマーやVtuberがこぞって盛り上がってプレイしていたので、そのわちゃわちゃ具合が作業BGMとして丁度よく、作業中に聞いていただけしか知識がありませんでした。

ただ、昨年末に有名ストリーマーのk4senさんによる企画を見て、わかりやすいプレゼンのおかげで「LOLやってみたい!」という意欲が一気に高まります。

↑「LoL初心者達と学ぶ!k4senによる爆笑初心者講座【League of Legends】

この講座は完全初心者でもかなり分かりやすい&飽きずに最後まで見れる動画でして、完全初心者だった私もすっかり楽しめた動画になりました。

この動画がLOLを始めるきっかけとなり、年が明けて1月頭あたりにインストール、そこからLOLの世界に飛び込んでいくことになります。

やってみて分かりましたが、このゲームは想像以上に戦略を考える必要があると同時に、FPSとはまた違った操作感覚に驚きます。こういったジャンル(MOBA)をプレイするのは初めてでしたので、とても新鮮な気持ちで遊んでいます。
(実際、MOBAは日本ではほとんどなじみが無いジャンルなんだそう。)

子供の頃から結構ゲームをたしなんでいたのですが、今になって新しいジャンルのゲームを知り、世の中はまだまだ知らない事ばかりなんだなとしみじみ思いました。

このゲームはまだまだ遊びきれていないのですが、嬉しいのか悲しいのか、来月は前々から超待ちわびていた「ペルソナ3リロード」の発売月でもあります。
でも、正直このゲームが楽し過ぎて、P3Rをプレイするのは後回しにしようかどうか悩んでいるところ...。

なにはともあれ、今月は仕事にも趣味にもかなり没頭できた、とても楽しい月を送ることができました。


今月投稿されたMVの裏話

※投稿していた事に今月気づいたMVも紹介しています。
※制作で使用している各ソフト名
・動画編集:AfterEffects
・イラスト制作:CLIP STUDIO PAINT(メイン)、illustrator(主にロゴ制作時に使用)、Photoshop
・アニメーション:Live2D、AfterEffects、CLIP STUDIO PAINT
・3DCG:Blender

Because Hapiness / Berryz工房【covered by 羚桜 徠夢】

こちらは羚桜 徠夢さんの歌ってみた「Because Hapiness / Berryz工房」になります。こちらのイラスト、Live2D、3DCG、MV制作を担当しました。

こちらのMVは、イラスト、Live2D、3DCG、MV制作など、楽曲以外を全て私の方で制作させていただきました。培ってきた全てのスキルを用いての総力戦でしたが、強いて言えば私のPCの火力不足スペックPCが足を引っ張ってしまった、というところでしょうか...。
私のPCは購入時はペイントソフトのみをに対応したスペックのため、3D系制作をすると、どうしてもスペックが追いつきません。そろそろPCを買い替えたいですね…。

今回のMVのコンセプトは「ライブ感を感じるもの」ということで、バーチャルライブ風を意識して今回のようなMVに仕上げた次第です。

3Dに関してはBlenderを利用して制作、シーンごとに分割してエンコードし、これをAEに持っていって制作しています。

Blenderでステージを制作している様子。ハート型液晶の中の映像はあらかじめAEで制作、これをエンコードしたものをBlenderに持っていき、合成している。

INSANE (HAZBIN HOTEL) - covered by Hokusai Namiura

こちらは北斎ナミウラさんの歌ってみた楽曲「INSANE (HAZBIN HOTEL)」になります。こちらのMV制作を担当しました。
イラストはOyasuMeさんになります。

こちらの構成は、元楽曲MVを多数オマージュしたものに仕上げています。例えば、冒頭でのタイトルロゴが表示される演出や(イージーイーズ無しのズームアップ演出)、画面切り替え時の歪みエフェクト、サビ時の人物シルエット+背後の炎+魔法陣の演出などはオマージュしています。

背景の炎については、本楽曲とイラストの雰囲気を鑑みて、「カートゥーン風の描写」でエフェクトの処理を行いました。編集には時間がかかりましたが、我ながらめっちゃいい感じに出来たと思っています。

ちなみに、北斎さんからのご依頼がきっかけで、元楽曲の「INSANE」を知ることが出来たのですが、この楽曲はアメリカのコメディアニメ「HAZBIN HOTEL」の非公式楽曲(非公式マ!?)なのだそうで、そこからさらに「HAZBIN HOTEL」というアニメを知るきっかけとなりました。

このアニメを存じなかったのですが、今月中旬にアマゾンプライムで配信開始されたことがSNS上でも盛り上がっていました。一目見たところ、絵柄やストーリーがかなり個人的に好きそうなので、仕事がひと段落したらぜひ見てみたいと思います。


真夏のミニトマ娘

こちらは倉本らもさんの楽曲「真夏のミニトマ娘」になります。こちらのMV制作を担当しました。
イラストはKai/PIXTAさんになります。

タイトルにもなっている通り、本楽曲は「ミニトマト」について歌っている楽曲だと感じましたので、その要素を入れるために歌詞の色合いを「トマトを意識した赤系統」で着色したり、雫や水系のリリックモーションを利用してみずみずしさを表現しました。

MV後半には「ミニトマトのシルエット」を用いたりなどして、”ミニトマト”を表現できるよう努めています。

今回はタイトルロゴにも入念に拘っていまして、こちらも「トマト」+「夏」を意識したデザインに仕上げました。
特に、文字の「ミニトマ娘」には”てかり(白線で表現)”を入れて、トマト特有の”ぱっつぱつに実が詰まっているフォルム”を表現してみています。


【トンデモワンダーズ】歌ってみた【ハーネル・グウテン】

こちらはハーネル・グウテンさんの楽曲「トンデモワンダーズ / ハーネル・グウテン」になります。こちらのMV制作を担当しました。
イラストは木野ねっこさんになります。

今回描いていただいたイラストの構図(主に背景)は、元楽曲MVのワンシーンをオマージュされたものでしたので、MVの構成に関しても元楽曲MVの「ドット感」を感じられるような演出をそれなりに取り入れつつ、ハーネルさんの自信を視聴者に伝えられるような、引き立てられるような構成を考案してみました。

MV中に頻繁に出てくる「ドット風の泡」についてですが、こちらはAE内のオブジェクトレイヤーを利用して制作しています。
そのまま使用すると「アンチエイリアス(線の境界を滑らかに補正してくれる機能)」がかかったままになり、ドット感が感じられないため、こちらには「アンチエイリアス無し」を適用しています。

動画をわざと粗くしたい、ドット風のオブジェクトレイヤーを制作したい…といった時にかなり便利な機能になっていますので、ぜひお試しください。

AEではアンチエイリアスありor無しをワンクリックで制御できる機能がある。
正式名称は「品質とサンプリング」。詳しく知りたい方はこの名前で検索してみてね。

アフターストーリー/samo feat.花隈千冬

こちらはsamoさんの楽曲「アフターストーリー/samo feat.花隈千冬」になります。こちらのMV制作を担当しました。
イラストはLoku Keiさんになります。

samoさんの楽曲のMVを手がけるのは今回で2回目になるのですが、前回と同様に可愛らしい&癒しを感じるような楽曲でしたので、MVの構成に関してもそれに沿ったデザインにしています。

また、描いていただいたイラストも親近感が湧く可愛い印象の絵柄でしたので、これらの相乗効果のおかげで全体的に可愛い雰囲気のMVが出来上がりました。

個人的な見どころとしては、歌詞1Bや2Bでの「画面をスクロールしながら様々なオブジェクトやイラストが展開される」…といった演出がになります。こちらは特に力を入れて編集しました。
ここに限らず全体的に様々な仕掛けを入れているMVとなっていますので、ぜひご覧ください!


まとめ

いかがだったでしょうか?
今月は5件のMVがお披露目されることとなりました!
引き続き、来月もバリバリMVを制作していきたいと思います!
(ゲームに熱中し過ぎて「後書き」を書く時間が無くなったので、これで締めくくりにさせてください…!)

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは!


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