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わたしのこと⑮

川崎病とは、原因不明で全身の血管に


炎症を起こすもので、特に冠動脈の


炎症が特徴的だそうです。


私の場合、後遺症として


冠動脈瘤として残り、


心筋梗塞になり死に至る危険が


常につきまとうということでした。


そこで、血液が固まらないように


薬を一生飲み続けなければ


ならないと言われ、さらには


けがをすると血が止まらないため、


運動はもちろん、早歩きもだめ、


と、11歳で多くの自由が奪われることに


なりました。


私は走ることが大好きで、一年前の


4年生のころ、リレーでアンカーになり


3人抜いて、一番でゴールして

中学生になったら陸上部に入りたいと

思っていました。

走ることがとにかく大好きでした。

走っているときは何も考えずに

ひたすら一生懸命速く走ればいい。

子どもながらに、姉のこと、親のこと

世間の目から向けられる嫌な感情から

現実逃避できる手段として走ることが

好きになったのです。


この先、一生走れないと言われて

生きていることの喜びを感じられず

絶望的になりました。


つづく。


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