スクールカーストとカバンのアクセサリー

スクールカーストとカバンのアクセサリーの関係性について私はNASAに問い合わせてみた。
勿論、返信は返ってこなかった
                                                                           篝火箒

そんな冗談は犬にでも喰わせておこう。

人に言える様な趣味では無いのだけれど、僕の趣味は人間観察だ。ウエットな趣味で僕の人間性には些かの疑いが持たれる。

現在、学生をしている身であるのだが、通学中の電車の中での暇つぶしとして人間観察をしている。その中で観察対象として一番面白いのは学生服を着ている少年少女達だ。

量産型の中でこそ個性は光る

量産型、画一的な格好の中でこそ個性というモノはよく目立つ。
僕の人間観察チェックポイントの一つ、ローファーを例に出そう。

すり減り具合からはO脚かX脚か、徒歩で長い距離を歩いているのか、自転車を使っているのかなんて事とかが分かる。
表面に一本のシワが出来ている場合がある。この場合はローファーで走る事が多い可能性がある。このシワは走る事によって出来るシワなので、活発な人間であったり、物事にゆとりを持てないタイプだと考察できたりする。
逆に、この様なシワが無いローファーを履いている人は物事にゆとりを持って行動し、ローファーで走る事など殆どない人物なのだろう。僕とは真逆のタイプだ。憧れちゃうね素晴らしい。
なお、私の学生時代、僅かな期間だけ履いたローファーにはこのシワがくっきりと刻まれていた。
他にも皮がやけにボロボロな状態になっているモノはサッカーなどをローファーで行い、ボール等を蹴っている可能性がある。これはごく稀に、そして集団で見かける。

なんだか変態みたいだけど、足もとを見るだけでこんなに楽しい。

カバンのアクセサリーとスクールカースト

僕の人間観察のチェックポイントは他にもある。それがスクールバッグだ。

ペアでお揃いのアクセサリー付けてんじゃねーよ。クゥー、見せつけているのか。
男女の場合は頭の中で五回くらいは倒し方を考える。コンチクショウ。
女の子同士の場合はその辺の観葉植物になってたい。
この話は悲しくなるから置いておこう。

スクールカーストが高そうな女子ほどカバンのアクセサリーが色々と付いている様に見える。可愛い子はカバンに可愛いアクセサリーが割とたくさん付いている。自分が可愛い事を知っているのだな?缶バッジにリボン、ぬいぐるみにキーホルダー。それにワッペン。ちょっと廃れ気味になってきたは底に貼るシールだろうか。実に様々なアクセサリーがある。
僕は男なので女の子の文化は分からないのだが、禁色文化(有名なものであると冠位十二階)の様なカースト層によってアクセサリーの数が決まっている服飾規定とでも言うべきものの存在を考えてしまう。クラスのボスよりもアクセサリーの数が多いと、「調子に乗っている」とシめられてしまう文化があるのではないか。そう考えると確かにアクセサリーの数の多い女は態度もでかい。グループでも二人組でもアクセサリーの数がそのまま力関係になっている様に見える。カバンのアクセサリーの数とスクールカーストは密接に結びついている。これを僕はスクールカーストスクールバッグアクセサリー文化と名付けている。
その視点で見ると同じグループで電車に乗っているのに、一人だけ同じアクセサリーを付けておらず、アクセサリーの数が少ない女の子がいた事例も見かけた。もしかしてパシリ?それとも仲間はずれ?女の子って怖い。

やや別枠に居ると考えられるのがバンドガールとバンドボーイ。カバンにはラババンが付いている。何個付いていてもスクールカーストスクールバッグアクセサリー文化に於いては一個の計算になっている気がする。強者は沢山付いているのでレベルが高い。多分一個でレベルが一つ上がる計算。あと、スクールカーストにも関係している……ハズ。何処かの部族の狩った獲物の牙を首から下げる文化に似ている。

オタクガールとオタクボーイは推しのグッズが付いている。ラババンと勘違いして沢山付けているオタクが出てくるが、こちらはイキリオタク。可哀想なので生暖かい目で見てあげよう。

尤も、チャラそうな男を除いて基本的に男の子はスクールバッグにごちゃごちゃとアクセサリーを付ける文化が無い様に思える。付けるとしても一つくらい。ミサンガに御守り、何かのキーホルダー。実に平和な世界だ。

スクールバッグのアクセサリー文化は基本的に女の子にのみ適応されており、実に複雑怪奇な世界である。

あと、あくまでもこれは個人の感想であり、一切の責任は負わない。

スクールカーストスクールバッグアクセサリー文化は僕の個人的な感想であり、考察にすぎない。真相がどうなっているのかは知らない。
元々のこの人間観察はシャーロック・ホームズの観察力に憧れて始めた。いつか僕も名探偵になれる……はずである。
だが、興味深い事例として通学中の人間観察としてもっとデータを取り、研究を続けていく所存である。

                                                              篝火箒

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