言論の自由との戦い方を学ぶなら、ソ連共産主義時代を戦い抜いた人々に学ぼう

この世は陰謀にあふれている。
人類の歴史は陰謀を強く抱く者たちが争い、力で権力を奪取し、より強い陰謀者が世界を支配して来た。
野望を抱かず、陰謀を抱かない者が長い間、国や地域を支配することなど、殆どないのが現実なのだ。
「支配者や為政者が陰謀を抱いていない」などと信じることは、お花畑星に住むお花畑星人にだけ許された戯言なのである。

人類の歴史は言論弾圧の歴史であったと言えよう。
言論の自由が保障された時代はほとんどないのが現実なのである。
近現代において、言論の自由を人類が獲得したかのような錯覚に陥っているが、正確にはイカさまな言論の自由でしかないものなのだ。
そんな中、近現代において強烈な言論弾圧の中で生き抜いてきた人たちがいる。
それは旧ソビエト連邦下で生き抜いてきた人たち(ロシア人など)だ。

旧ソ連の統治下では、そこら中で秘密警察たちが目を光らせており、誰がどのような会話をしているかを監視、盗聴している。
密告制度のようなものもあり、ソ連共産主義を批判するような会話を秘密警察が聞かなかったとしても、そのような会話を行っていたかということを密告させあう制度があり、批判的な思想を持つことだけで、逮捕され、拷問され、処刑される危険にさらされていたのが旧ソ連の統治なのだ。
では、そのような中で人々はどのようにして生きて来たのか。
そこには、100年ほど前から始まり、つい30年ほど前まで、その中で生き抜いてきた人たちの英知がある。

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