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学びの3つのモード

アメリカの学校で勤務して初めて知りましたが、学びにはVAKと呼ばれる3つのモードがあります。

Visual Learner (視覚タイプ)
Auditory Learner(聴覚タイプ)
Kinesthetic Learner(体感タイプ)

それぞれ何を通して学習するのが得意かということで視覚タイプは目で見た方がわかりやすいタイプ。私はこれです。絵や写真などビジュアルエイドがあった方が理解が進む方です。
聴覚タイプは耳で聞いて理解が進むタイプ。耳から理解するんですね。体感タイプは体を使った方が理解が進むタイプ。アクティビティなど体の動きと連動した活動がある方が理解しやすいタイプです。

皆さんはどのタイプでしょうか。

そして、最近では今まで見過ごされていた第4の学習モードもあるそうです。

Read/Write(読み書きタイプ)

合わせてVARKというのが今の主流のようです。

日本の教室ではRead/Write(読み書きタイプ)に集中していますから、その他の視覚、聴覚、体感タイプの生徒は自分の能力にあった学習ができていないことになります。

教室を見渡してみると、アクティビティになるとよく話す生徒や、授業中は聞いて理解しているのに、筆記テストでは点数を取れない生徒などいるものです。それも良く考えてみると学習モードの違いなのかもしれません。

実際、テストで高得点を取る生徒は自分の学習モードに合致した教育を受けているからそう評価されているだけで、その他のモードが得意な生徒は不利な立場に置かれ続けているとも考えられます。

どのタイプの生徒も授業を楽しめるよう準備したいものです。

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