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別にデッサンが正確ではなくても良い

渋谷区立松濤美術館で催されている女・おんな・オンナ展〜浮世絵にみる女のくらし展に行ってきた。

この展覧会の詳細は↑のリンクを見て頂くとして、この展覧会は一部で話題になったんだけどいくつかの春画の展示がある。区立の美術館でR18 な展示はどうよ?(そんなR1(令和元年))ってことなんだけど一応小部屋に隔離展示になってて18禁止の表示はあるけど実質的な制限なし。

で、春画なんだからすべて丸見えのモロ出しなんですが、よーく見るとデッサン的にはかなり歪なんですね。誇張的な表現もあるんだけどそれだけじゃなく画面の安定性のためのデフォルメかも。(著作権は失効してると思うけど版権とかもあるしモロ出しだから画像は載せません。

デッサン力がすんごい筈のミケランジェロのダビデ像も設置すると下から見上げることになるからその角度で安定したプロポーションになるように頭部など大きめになってる。巨大な大仏像も同じような考えを基に形づけてる。セザンヌの絵でも手前の腕が長すぎるものがある。


これらの巨匠たちに比べるべくもないのに神経質に左右反転させたりしてデッサンを確認する私。それでもプロポーションの歪みに気が付かないことは多々ある。あとで気付いてがっかりする。でも、そんなに頑張んなくてもいいのかな? ま、そこまでの画力もないしな。って言い訳的に巨匠たちの歪なデッサンを槍玉にしてみました。

きっと幸せになりますよ(私が