見出し画像

秋晴れを満喫してからの春秋戦国時代

10月24日土曜日

久しぶりに晴れた気持ちのよい土曜日。

1ヶ月ほど前から楽しみにしていた、友人とのランチを堪能し、再利用に出すのだ!と半年間ほど地道に溜めていた、大量の使い捨てコンタクトレンズの空ケースをアイシティで寄付し、念願の高級食パン「に志かわ」を購入し、気持ちも晴れやかに帰宅。

そして、楽しみにしていた「キングダム」最新刊59巻を読む。いつも通り、十分に充電したKindleを手に、部屋のソファで体育座りし膝掛けをかけ、万全の体勢で臨む。

例によって没頭し、1時間ほど無心で読み終わった頃、脱力感、無力感でぐったりする。そして、覚悟していたつもりだけど、と考える。

戦は残酷だな

歴史の前に、人は何てちっぽけなのだ

史実に基づく作品に触れるとよく考えることだが、後味は毎回全然違う。今日はすごく空しさというか疲労感を感じた。

救いを求めるような気持ちで、早くも、次巻が待ちきれない思いだ。

しかし、その前に、今は、と私は自分を律する。

その前に、もう一度この巻を読もう。

自分だったらどう生きるか?

自分だったらどう希望を保つか?

ちゃんと考えて、この巻を消化しよう

そうしてこそ、この空しさを、「史実からの学び」に昇華できるのだ

漫画にここまでインボルブされてしまうとは、流されやすすぎると言うかミーハー過ぎやしないか自分、という冷静な内なる自分の声をあえて無視し、私はまた姿勢を正して紀元前三世紀の中国に戻るのであった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?