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姿勢を正しましょう! 噛み合わせと姿勢の関係性。

背筋を伸ばしましょう!!
噛み合わせと姿勢には関係があるのですが、その前に、楽しい正しい姿勢は美にも繋がります。

おはようございます!マネジメント歯科衛生士、美容家、東京医科歯科大学非常勤講師の辻村香恵です。

姿勢はファッションと同じくらい大事なもの。
細く見せたり、背を高くしたり、自信があるように見せたり、そしてなによりも年齢を感じさせないことに繋がってきます。
正しい身体の動かし方で、その人を若く見せることができます。スマホやパソコンを使う頻度が多くなった私達はほんとに肩が内側に入り込み、猫背の方が多いですよね。
そして、周囲の目線も忘れている人が多いです。
例えば面接やオーディションなどでは、胸を張って手を膝に置いて姿勢を例えば正しくしていても、目の前に人が居なくなった途端、姿勢を緩めてしまう。落差が激しい。笑
あと、遅刻をして部屋に入るとき、大勢の前で猫背になって「すみませんすみません。」と謝りながら入ることありません?
自分の姿を消したくて、腰を曲げて猫背になっているのでしょうか?笑
自信がある方に姿勢が悪い人はいません。
例え、周りに人が居なくても姿勢を意識して欲しいです。

さて、本題。

姿勢の重要性を説明するには、人体を家に例えてみればわかりやすいかもしれません。人体が家だった場合、足はその家が立つ土台だと考えられます。
まずは、その家の基礎となる土台=足の指が曲がっていたり、閉じていたりするということは、家の土台が歪んでいたり、小さな土台の上に大きな家が乗っかっているというアンバランスな状態を意味します。

特に女性の靴、パンプスはお洒落なものほど足先が窮屈だったり、ヒールの高さがあります。そこで体幹がないと倒れてしまったり、歩き方がおかしくなったり。
たまに、歩道を歩いている女性で、靴はとてもお洒落なのに膝が曲がり、かくんかくん歩いている方みませんか?
その様な女性は一度鏡や、ウィンドウショッピングで映る自分の歩いてる姿、姿勢を見てほしいです。そして、体幹を鍛え姿勢を正さないとどんどん姿勢も悪くなり、噛み合わせも大変なことになります。

土台がしっかりしていない家は当然倒壊しやすくなりますよね?
人体の場合、土台=足が歪んでいたとしても、身体はなんとかバランスをとって立とうとします。そうして無理やり立とうとすると、骨盤の歪みや両肩の高さ、歯の噛み合わせ、足の長さの違いを生み、その状態が続くと骨が歪み、筋肉が披露してきてしまいます。それが肩こり・腰痛・膝痛・顎関節症などに繋がってしまうことがあるのです。

さて、さて、姿勢を正しなさいと言っているのですが、何故かと言いますと、

かみあわせ(咬合)と姿勢には密接な関連があります。

全身骨格歯科治療が原因で、さまざまな不定愁訴が発現した、という話を患者様からしばしば聞くことがあります。
歯科治療は症状発現の「きっかけ」であり、根深い原因を、もとよりもっていらっしゃったことが判明します。
「姿勢」に良いも悪いもなく、姿勢は外的環境による肉体的・精神的疲労に関連することがしばしばです。
つまり、その方の内面や、生活環境をもも写し出すものが「姿勢」なのです。
その方ももつ姿勢を、「悪い姿勢」や「猫背」と言葉で簡単に表現するのではなく、
・ 仕事を頑張っている姿勢
・ 何かに一生懸命に耐え抜いている姿勢
・ 他の疾患により仕方なく保っている姿勢
なのです。
顔貌 骨格忍耐強く、物事に真摯に取り組む方ほど、姿勢に無理が生ずるようです。

その方のもつ「姿勢」に加えて、咬合異常を伴うと、頭頸部領域を中心に、不定愁訴が発現します。
その症状は患者さまひとりひとり、様々です。
その治療はただしいのか?その方ともつ症状は、
・かみあわせが原因?
・姿勢が原因?つまりは生活習慣が原因?
・もしくは別のこと?
など考えなければなりません。

噛み合わせの異常に関連して起こる様々な症状を、咬合(こうごう)関連症候群といいます。

むし歯や歯列不正などの歯科疾患がある場合、噛みにくいところでは自然と噛まなくなるため、どうしてもかみ癖が生じます。噛み合わせ異常は、正常な咬合咀嚼運動機能を阻害し、頭位の位置を変化させ、下部の脊椎症状を始め、姿勢異常をきたすため、さまざまな全身症状を引き起こします。
人間の体は、このバランス異常を正常に戻すため、一部の筋肉が常時緊張した状態になります。この筋肉の緊張が、肩こりや腰痛につながります。
噛み合わせの異常に関連して起こる様々な症状を、咬合(こうごう)関連症候群といいます。頭痛、肩こり、腰痛のほか、聴力障害(耳鳴り、めまい、聴力低下)や手足のしびれなどの症状も現れる場合があります。
更に、かみ癖が進行すると、口を開ける時などに、左右のあごの関節から「カクンカクン」という音がするようになり、口が大きく開かなくなる顎(がく)関節症を発症することになります。
歯科疾患と全身症状の関係は、古くて新しい課題ではあります。私は歯科衛生士ですから、患者様の噛み合わせを調整することなど出来ません。ですが、医療器機の急速な進歩とともに近年、解明されつつあり、(咬合関連症・顎関節症)などとして、最近TV・新聞・雑誌メディアなどで取り上げられる機会が増したため、その実態が次第に明らかとなってきました。それに対する社会的注目度も高まってきましたので、ご存知の方も多いと思います。
重心のバランスが悪いと上から下に肩こりが起き、腰痛が起き、膝の関節が痛くなる。
噛み合わせ異常の場合、何が起きるかといいますと、まず噛んでいる側、噛んでいない側があり、噛み過ぎていると、かみ合わせの高さが右と左、前と後ろが変わってくるのです。
そうすると、低いところと、高いところ、右が高い、左が低い、という形になってきます。
低い方に頭がズレるような結果になってきます。ズレてくると、ズレを補正するように反対側の筋肉が緊張する。緊張することでどうなるかというと、肩こりが起きる、筋肉緊張線のズレが起こる。それで、頭の位置が常時右や左に倒れていると、こんどは脊椎がいつも同じ方向にねじ曲げられている形になります。
そうするとねじ曲げられていると反対モーメントがさらに下の方に掛かってきますので、右に倒れている場合は、左に引っ張ろうという力が、さらにその下で、右に引っ張ろうという力が、アンバランスに、そうすると反対側の腰痛が起きてくる。ということは重心のバランスが悪いと上から下に肩こりが起き、腰痛が起き、膝の関節が痛くなるということが起こってくるのですが、この時点では、噛み合わせが関係するということを思う人が非常に少ないということです。なぜかというと、肩が痛いのは整形、耳が悪いのは耳鼻科、のどが悪いのが耳鼻科、手の運動障害、膝が整形というように各領域に行くとそれは分からないということになるからです。つまり噛み合わせ前後でこのような症状がかなり軽快することがあるのです。
つまり、軽快するということは、何に関係したか、噛み合わせを治したことによって変わってきたということです。これを咬合関連症候群というのです。
咬合関連症候群がどんどん続くから、さらに顎関節等によって、関節円板が破壊されます。破壊されることによって、ストレスが耳に掛かったり、脳に掛かったりということになってきます。
そのために、関節そのものの症状が起こってきます。その関節そのものの症状というのは、口が開き難い、閉じ難い、顎の音がする、顎の痛みがある、こういう症状になってはじめて歯科の病気かなっ?ていうことに患者様は感じるようになってきます。

それで、歯医者さんに行って、バランスよく噛み合わせを治すことによって症状が軽快することも多いのです。

歯医者さんで、噛み合わせ治療をする。それも良いことですが、勿論軽減する症例もあります。ですが、そもそもの姿勢が正しくないとまた、同じ症状がおこります。
まずは、虫歯で痛いところを治し、歯がないところがあれば補い、左右均等にモノが食べれる様になること、また、日頃背筋を伸ばし、肩が内側に入らないようにすること。片足重心を辞め、キチンと両足をついて立つ。そして、鞄や荷物も利き手だけに頼らず交互に持つようにするなど、日頃から気をつけれることは沢山あります。

一度にやることは大変かもしれませんが、意識してみては如何でしょうか?病院にかからず、自分で、治せることは沢山あります。
自己免疫も私達には備わっています。
今一度日頃の習慣を見直して、姿勢を正してイキイキしく生きましょう!

以上になります。私達は無意識なことを日頃からやりがちです。歩いているときもダラダラ歩くのではなく、颯爽と歩いている方が一日も楽しくなりますし、周りからも「おっ!」と一目置かれますよね。と言うことで、私も気をつけます。笑
最後まで本日も、読んで頂きありがとうございました!それでは、また。

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