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note で、flierを超えられるか。

本の要約サイトflierは、じわじわと存在感を増している。話題の書籍を数分で読める文章量にまとめた月額課金のサービスだ。

ホリエモンが評価するには「インテリアピールに活用されるだろう」とのこと。紙の本を買って、写真をSNSにアップする。実際に読んでいなくても、内容を簡単にflierで読んでおけば、話題を振られてもある程度応えられる。これでインテリアピールは完了だ。

そのようなニーズに的確に応えられるという点では画期的であると感じる一方で、どこか腑に落ちない。インテリアピールは、承認欲求を満たす以外に何の意味があるのかが分からないからだ。承認欲求は、ひたすら消費を促す。うーん、資本主義だ。(もちろん、インテリアピール以外に活用されている方がいることは理解している。)

インテリアピールにお金を払う層がいる反面、単なる要約ではなく意見を含めた書評に、どれだけお金が払われているのか。note においても、書評の有料記事はあまり見かけない。

これは、挑戦してみてもいいのではないかと思う。本の解釈は多様であるべきだし、一つ一つの解釈を知ることには(玉石混交ではあるものの)価値があると思っているし、僕は興味がある。承認欲求ではなく、知的好奇心をもとにした消費は、投資になるはずだ。

だが、当然、有料にしたところで読んでもらえなければ意味がない。有料にするためには、その人の書評に価値を感じてもらわなければならない。どこの馬の骨とも分からない奴の能書きに、僕だってお金は払わない。

果たして、僕が馬の骨ではなくなる日は来るのだろうか。また、そのためにはどうすればいいのだろうか。すぐには分からない。とりあえず、もう少しこのnoteを続けてみたいと思う。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!