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充電期間なんて言ったら綺麗に聞こえるけれど……

 

 この1ヶ月、何をしていたかというと、本当に究極に何もしなくなったらどうなるかという実験をしてしまいました。
 結果論です。もちろんそうするつもりは毛頭なく、綺麗に聞こえるようにいうと、「充電期間」です。ただ、これが必要な予感だけはしていました。

 最初のうちは、「あ、なんとなくやばい気がしてきた」です。
 そのうち、「あ、なんとなく分かってたんだけどね、また波が来たね」って感じです。
 ついには、「あーー来ちゃったか。それで、ちょっとずつペースダウンして備えてたよね。よかった!ギリギリセーフ」です。(いや、ところどころでアウトかもしれない)

 そうです。このところの3年を冷静に振り返ってみて、どうやら私は秋口から調子を崩しやすい傾向にあると分かって来ました。正直に言ってしまっても、「めっちゃ動物的やんな」と返してくださった方、本当に神!!!
 嫌われる覚悟で正直に話すことにして楽になりました。というよりも「元気で前向きでいなきゃいけない」というのをやめてみたんです。結果として、やれることといったら、あんまり変わらなかった!


「うーん、このペースでじっくりして、たぶん12月中頃には戻ると思う」なんて返事したりして、回復予測を立てられるようになっていました。(まだ12月になったばかりですが)


 自分がやりたくて進んできたことについて息切れしちゃってることに、「いやいや、ちゃんとやろう。自分のペースをそろそろ把握しましょうよ、大人なんだから」とツッコミながら、自責の念に駆られたりしていたのですが、しばらくどん底をうろうろとしながらも、なんとなくまた調子を取り戻していくのです。年単位でみると、そんな感じです。もしかしたら病名が付くのか。というよりも家系を振り返ると、身内の何人かは、強烈にそういう傾向にある我が家です。すんなり受け入れると、まあ、諦めもつくもの。

 先ず、思いっきり寝ました。体を元のペースに戻すのにある程度時間がかかるとは思っていました。そして環境をガラッと変えました。心地良くしながら、それでも進めるほうに舵をとって身をおき、無理していたこと、こだわってしまっていたこと、もうそろそろ止めたほうがよいことを整理してみました。そして猛烈に反省。

なんだ、私って、先輩に「最後はツメが甘い!押しが弱い」と言われていた学生の頃となんら変わってないじゃん……でもそれが、私の素直ってこと。

 臆病だと思うんです。不器用だと思うんです。髪を切ったり、可燃ゴミ2袋分に溜め込んだものを手放すと、幾ばくかスッキリして、久しぶりに脳内もスッキリ、空っぽを感じられた頃、やっと気力が戻って日常に戻っていきます。


 しかし、このところ「もしかしたら、この胎の中にあった訴えたかったものを出し切ってしまったのなら、もう書かなくなるかも」なんて考えているのです。無関心なわけでも、満ち足りているわけでも、ましてやハングリーでもないこの状況に、風邪を引いてしまっていたのかもしれません。


 2021年、最後にやり残したこと、乗り越えたいこと。それは、誤植探し。他ならぬ『BAR0214』の。さあ、誤植探しの旅に出ます。これを書いたのはどっかの田舎の、どこか甘えが手離せない、思い入れが強過ぎる肩書き微妙な子供おばさん。ただ、無機質に作品に向き合います。


2021年12月1日 ただただ、宣言!!
香月にいな 


 


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