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「愛の不時着」沼から脱出するためのアウトプット

すっかりNetflixフリークになっている今日この頃です。
そして少し前から、視覚と脳をチラチラと刺激し始めていたのが、韓流ドラマ「愛の不時着」です。
このドラマにハマる人が続出しているというニュースは目にしていたものの、天の邪鬼の気質のある自分は「決してハマるもんか!」と息巻いて、クリックしそうな衝動を必死で止めていました。
が、「ちょっと箸休めに」と、軽い気持ちで見始めたら…
なんてことはない。ズブズブにハマってしまって、さぁ大変。
で、今です。

そこで今日は、こんなにハマっちゃってどうしようもない自分の脳と心を落ち着かせるためにも、少し客観的に見つめて、アウトプットをしてみたいと思います。

ここにハマっちゃったよポイント① "見えないものを見たい/知りたい” という欲求と好奇心をくすぐられました

このドラマは、カテゴライズするなら「恋愛もの」のジャンルだと思います。”愛の"ってタイトルにも付いているくらいですからね。
キービジュアルも美男美女が寄り添う姿が描かれており、美しいストーリー展開が予想されました。
ですが、見始めて最初に興味をそそられたのが、恋愛とは別の「知りたい」欲求です。
二人が出会う舞台が、なんと北朝鮮!なのです。

韓国の財閥令嬢であり実業家のユン・セリが、意図せぬハプニングで軍事境界線を越え北朝鮮へ来てしまいます。
そんな彼女の第一発見者が、北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク中隊長です。

ドタバタと始まる展開に、最初は二人の恋の先行きよりも、純粋に北朝鮮という国がどう描かれていくのか?
そちらの方への好奇心を大いに刺激されました。
きっとこの先の人生でも決して足を踏み入れることがないであろう国。

どこまでが架空で、どこからが現実なのか?
ドラマを描く上でタブーはなかったのだろうか?
などなど、ストーリーとはまた別の角度からハマってゆきました…

ここにハマっちゃったよポイント② 決して結ばれてはいけない二人…というシチュエーションが気持ちを高めずにはいられないロミオとジュリエット効果

このドラマには、恋愛にはどうやっても発展しそうにない、また決して発展してはいけない!という障壁が色々と設けられています。

南と北。
まずはこれですね。
互いの国を気軽に行き来することもできない、通信手段もない。
世界の中でも特殊な国特有の事情/状況、大きな壁が二人の間にはあります。

そして現在二人がそれぞれ置かれている環境はと言うと。
経営手腕に長けているユン・セリは、近く父親の会社を引き継ぎ、社長の座を約束されています。
その様な絶対に成し遂げたい大きな夢が彼女にはあります。だからこそ、早く帰りたいと願っています。

一方のリ・ジョンヒョクは、自分のかつての夢、そして感情は封印し、課された使命に忠実に生きています。
義理堅く一本気な彼は、家族、部下である隊員、親が定めた許嫁と…守るべきものがたくさんあります。
ユン・セリをかくまっている事がばれることで彼らにも被害が及ばないためにも、なんとか秘密裏に彼女を帰国させたいと思っています。

国に帰る/返す。
最初はお互いの共通のミッションを達成するために、協力し合う間柄でした。

しかし、互いの優しさ、強さ、想いにふれるうちに、次第に惹かれ合うのを感じます。
でも、絶対に結ばれてはいけない二人。
結ばれること=お互いを不幸にする結果が訪れることが明らかだからです。

このなんとも言えないもどかしい状況に、ズブズブ、、、感情移入をしてしまうのです。

ここにハマっちゃったよポイント③ 絶妙な吊り橋効果にドキドキが止まらない!

なんかもぅ、○○効果って使いたいだけやん!
って感じになってきてますが、あと少しだけお付き合いください。

ストーリーが進むうちに、遂に命を狙われる羽目になったりと、いよいよハラハラドキドキな展開に発展していきます。

次第に、ミッション達成のためにだけに相手を守っているのではなく、既に自分の中に相手をとても大切な存在として認識していることに気づいていくんですね。

元々二人の中には、それぞれ大きな欠乏感がありました。
腹違いの子として育てられ、父親以外の家族から疎ましがられ愛情を受け取れずに育ったユン・セリ。だからこそ、己のことは己で守り、己だけを信じて孤独に這い上がってきました。

また、かつてピアニストを目指していたリ・ジョンヒョクは大好きな兄を亡くしています。その後、自らの夢に幕を下ろし、父親の命で兄に代わり軍人として生きる道を選びます。大切な人の死、諦めなければならなかった夢。

二人は、お互いに大きくポッカリと空いた穴を少しずつ埋めて補完し合える者同士だったのです。

そんな二人がお互いを命をかけて守りたいと想い始めるようになり、ついに感情が理性を凌駕する瞬間が訪れます。

最初にお互いの想いが重なった時には、抑えていたものが一気に溢れ、嗚咽するくらい泣きました。
実際に苦しくて切なくて、胸に手を当てながらオイオイと泣きましたよ。

他にも、書ききれないくらい、たくさんのハマる要素が満載の「愛の不時着」。
実は今、2ラウンド目の視聴です。
書いていて、また見たくなってきました。。
あぁ、参ったな。沼から抜けられない。。


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