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ブルシットジョブから学びたい5

最近余裕について考えることがある。余裕がないと自分にも他人にもイライラして優しくなれないと思う。余裕を得るためには?と考えると、やっぱお金じゃね?と安易に結論づけてしまいそうになるけど、きっとお金をかける以外にも余裕を作る方法はたくさんあるだろうし、これからもお金をかけない余裕の作り方を大切にしたいな。ほんとゆっくりお風呂入るとか、ご飯よく噛むとか、お散歩の時間大切にするとかそういうところから。

 みんなもっとゆるゆるダラダラ生きたらいいんじゃないかと思う。がんばることだってもちろん大切だけど。そういう生き方だけは世の中窮屈になりそうだ。生活のための仕事で必要以上に消耗したり、環境や人を痛め続けたり、多くの人がそういうことが当たり前の社会にもううんざりしている…はずだと僕は思っている。
 ベーシックインカムやってみたら面白いこと起こると思うけどなー。

今日の引用文
ほぼ日記事より引用

“というのが、彼がそのベーシック・インカムの思想に確信を抱いたきっかけというのが、夏にグアムかどこかを訪れたときに、ヨーロッパなどから来て、サーフィンだけをしている人々の存在を知ったことらしいんですね。何をやっているかわからないけれど、サーフィンだけをしている人たちがたくさんいると。

彼らはサーフィンばかりしていて、生産的なことをしているようにはどうも見えない。

けれどよくよく考えると、彼らは少なくとも、地球に害は与えていないわけです。そのとき「生産」の意味を違えるだけで、もしかしたら彼らのサーフィンは、この世界に対してポジティブな価値を生んでいるかもしれないと思ったらしいんです。

「地球の再生産にどれだけ寄与しているか」という視点で考えれば、ものすごく仕事をして経済をまわすことで地球の破壊に寄与している人よりも、ただサーフィンをしているだけの人のほうが生産性が高い可能性もありうる。“


“大阪って、朝のテレビ番組に「となりの人間国宝さん」というコーナーがあるんです。円広志や月亭八光が、街に潜んでいる珍しい活動をしている人を訪ねるものですけど、関西って、変わった発明家やコレクターがびっくりするほど多いんですよ。たぶん表に出ていないだけで、そういう生き方をしている人って意外と多いと思うんです。

「お金と時間があれば、人はただただ食って寝るだけだ」というベーシック・インカムへの反対意見もあるのですが、「むしろ人はこういうふうにおもしろいことをさまざまにおっぱじめてしまうのではないか」ということが、こんなところで実感できると思います。”


“そして我々は「利他的人間」って、とことん利他じゃないと許さないところがありますよね。利他のふりをして利己が混じるのって、すごく嫌うじゃないですか。

だけどこれは「利己的人間」というフィクションを想定するから、「純粋な利他」という不自然な人間像を想定してしまっていると思うんです。

「利己」と「利他」、その2つはどんな社会でも絡み合っている。「利己的人間」と「利他的人間」のどちらかに完全に偏った社会って、どこにもないんですよ。「利己」だけで済む社会も、「利他」だけで済む社会もない。人間って、基本的にそういう存在ですから。”


ほぼ日 『ブルシット・ジョブ』について学ぼう。 より


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