あなたとわたしの街
今日もあなたが住んでいた街にいます。
仕事でだけど。
どこをあるいても、きらきらと懐かしい街です。
どこをあるいても、あなた達に会える。
富士そばに入ってみたいけど
勇気がでないあなた。
時間はあったけどお金がなくて、
どこにもいけない、あなた。
本を読んでもすぐ眠くなってしまい、
気がついたら夕方になってしまい損した
気分の、あなた。
五月の新緑の時期はオープンカー気分で
自転車をこいでいる、あなた。
裸でからみあっているあれは、
あなたなのか、わたしなのか。
あ、そうそう。
あの日振り払ったあなたの左手は、まだあの
場所におちてましたよ。
わたしを捕まえてくれなかった指の形のまま。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?